ゴジュウカラの給餌~巣立ち part2

雛は巣穴から顔を覗かせ巣立ちが間もなくといった感じですが、やはり怯えているようです。親鳥が餌で釣って、巣立ちをさせようとしていますが、雛は一向に巣立つ気配がありません。親鳥はしびれを切らし、雛の元に行き巣立ちを促していますが、ようやく巣穴から体を出しました。が、ここからが長い・・・。よほど怖いのか、親鳥から離れようとしません。飛び立つ姿勢はとるのですが・・・。親鳥も盛んに鳴き声をあげています。さながら「ケンカ」をしているような「けたたましい」鳴き声です。

写真:ゴジュウカラの巣立ち 6/19

ゴジュウカラの給餌~巣立ち part3

ようやく親鳥に促されて飛び立ちました。巣立です!が・・・「ヨチヨチ飛び」で、何と数メートル飛んだところで道路に落ちてしまいました。親鳥が盛んに鳴いて、木々のあるほうに誘導しようとしています。ところが、飛び出すどころか歩き出してしまいました。しばらくすると、親鳥が雛の元にやってきて飛ぶように誘導しているようです。そして、何とか飛び立ち、木に止まることができました。一部始終を見ることができましたが、どこの世界も親は大変なものです・・・。最後の雛には苦労させられたようですが、全部で4羽が無事に巣立ち、親鳥も一安心です。さて、雛たちは無事に育っていってくれるでしょうか。

写真:ゴジュウカラの巣立ち 6/19

濃霧

この写真は一体何の写真?絵で見てもわからないほどの「濃霧」の写真です。下山時にガスがかかってしまい、視界は足元のみ。これほどの残雪でしかもガス・・・。いくら「慣れている」とはいえ、さすがに緊張します。鳴り物もしっかりと鳴らしながらの下山。そうです、こういう状況の時に大型の動物に遭遇する危険があるのです。くれぐれも鳴り物はお忘れなく。万が一の場合に備えて、地図・コンパスも必須です。「黒岳ぐらいなら」と思われがちですが、何と下山時リフトの降り場を約10m通り過ぎてしまいました。何年も登っている山なのに・・・。やはり、油断は禁物です!装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:ガスで視界不良の七合目周辺 6/17

黒岳七合目~八合目

写真の通り、七合目標柱が約20cm露出しました。ようやくと言ってよいでしょう・・・。ここだけで見ると、昨年は6/2に20cm出ましたので昨年比約半月遅れていることになります。八合目標柱は全露出しました。しかし、この間は全て雪の中です。一体いつになったら登山道が出るのでしょうか・・・といった状況です。しかも、部分的にはまだ雪面が凍り付いている所もあります。まだまだ上下山は気が抜けません・・・。

写真:黒岳七・八合目標柱付近 6/17

黒岳九合目

標柱周辺から断続的に登山道が露出してきました。しかし、やはりまだ「雪の中」という表現が良いのかもしれません・・・。融けてきた部分は写真の通り「踏み抜き」やすくなっています。くれぐれも慎重に上下山して下さい。尚、この時期特有のことですが、踏み抜きを避けてお花の上を歩いた痕跡が幾つも見られました。気持ちは分かるのですが・・・。植生が回復するまで「とんでもない」年月がかかってしまいます。雪が溶けて「ぐちゃぐちゃ」道路は、是非とも「スパッツ」を装着し慎重に歩いていただければ・・・。いつまでも、素晴らしい「大雪山」であってもらうため、皆さんのご協力をお願いいたします。

写真:九合目標柱を過ぎた辺り 6/17