雲の平

二ヵ所あった雪渓も、一ヶ所のみとなり、その雪も「シャーベット状」になっています。スパッツを装備して、是非とも植物帯は歩かないようお願い致します。尚、ここも「イワヒゲ」が小群落を形成しつつあります。濃いガスがかかってしまい、写真は写せませんでしたが、北鎮岳分岐下の雪渓は前回情報時とほぼ同じ状態です。今年は非常に残雪が多いです。装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:雲の平 7/5

ポン黒岳~黒岳石室

頂上周辺から「イワヒゲ」「エゾツツジ」「イワブクロ」が開花してきました。特に、ポン黒周辺では「イワヒゲ」が小群落を形成しつつあります。時期によって色々と変わってきますが、今のイチオシは「イワヒゲ」。黒岳石室周辺も、二番目の「キバナシャクナゲ」が賑わいをみせてきました。また、頂上からポン黒間では「コマクサ」が見頃を迎えています。

写真:ポン黒周辺のイワヒゲ 石室周辺のキバナシャクナゲ 7/5

黒岳九合目周辺

ようやく「花の黒岳」に近づいてきています。とは言っても、九合目からですが・・・。八合目上部から「ウコンウツギ」や「ミヤマキンポウゲ」がちらほらと・・・。九合目に近づくにつれて、花数も随分と増え「ウコンウツギ」もそろそろ「群落」を形成しそうな様相です。「チシマノキンバイソウ」「カラマツソウ」なども開花してきており、色とりどりの九合目周辺もあとわずかの日数で賑わいそうです。

写真:黒岳九合目周辺 7/5

黒岳七合目~八合目

温泉街から遠目に見る黒岳は、雪の部分も減りかなりの融雪が進んでいるように見えましたが、実際に歩いてみると、まだ相当量の残雪でした。断続的に登山道は露出し、登山道上の雪渓を歩く所が随分と増えてはきたものの、八合目上部までは、まだ全面雪と言っても過言ではない様相です。九合目を過ぎ、頂上直下に二ヶ所あった急斜面の雪渓も、九合目を過ぎて約5m程度とほぼ消雪間近の雪渓のみでした。融雪とともに、踏み抜きや登山道が「ツルツル」のところも出てきています。特に、下りは慎重に下りて下さい。

写真:七合目・八合目 7/5

三笠新道は閉鎖されました

高原温泉沼巡りコースの空沼から高根ヶ原へ抜ける三笠新道は、周辺でヒグマの採餌活動が頻繁に確認されたため、4日以降閉鎖されました。利用を予定されている方は、ルートの変更をご検討ください。

写真:高原温泉沼コース上部より三笠新道方面を望む 6/13