難所

まだまだたくさんの雪渓と急斜面・・・。北鎮岳分岐下の状況です。気象に左右されますが、毎回注意喚起とさせていただいていますが、装備は万全にお願いします。本日は雪面が硬く、登山者の皆さんは「アイゼン」を装着しての登頂でした。慎重に上下山していただきたいのですが、出来れば「下り」はあまりオススメできません・・・。中央部が「隆起」しており、滑落すると止まらないでしょう・・・。これから融雪とともに、さらに「急斜面」になっていきます。くれぐれも慎重に。

写真:分岐下雪渓 7/12

お鉢平周辺

ここの周辺でも「エゾノツガザクラ」や「チングルマ」が部分的に小群落を形成しています。また「北鎮岳分岐下」に向うまでは「イワヒゲ」が絨毯のような場所も出てきました。尚、展望台下にも雪渓がありますが、斜度がなく距離も短いため、問題なさそうですが「下り」は慎重に歩いてください。

写真:お鉢平展望台前(写真下段後方は黒岳)7/12

雲の平

雲の平の様子です。「チングルマ」や「エゾノツガザクラ」が部分的に開花してきています。まだ「群落」とまではいきませんが・・・。「キバナシャクナゲ」もまだまだ「蕾」のものもたくさんありますので、お天気次第ですが、比較的長めに楽しめそうです。

写真:雲の平 7/12

赤石川の様子

本日は雪渓上を歩くことができましたが、上部から雪が落ちてきています。川の前後は「亀裂」も深まってきており、いつ落ちてもおかしくない状況でした。雪が落ちて川を渡る時点では、川へ下りる「段差」、向こう岸へ上がる「段差」が相当高いものになっています。パトロールの方も「目を光らせて」いますが、周辺には雪が落ちた場合に備えて「スコップ」を用意してあります。降雪が多く、しかも春先にあまり気温が上がらなかったため、想定はしていましたが・・・この段差、当面は難所となりそうです。水量は比較的落ち着いていますが、今後の気象次第では「増水」の可能性もあります。装備を万全に、時には「引き返す」ことも考慮されてください。

写真:赤石川(川に行くまでは全面雪です) 7/12

ポン黒岳でもエゾツツジが

ポン黒岳周辺でもお花が賑やかになってきました。「エゾツツジ」「イワブクロ」「チシマキンレイカ」「コマクサ」などなど。「イワヒゲ」もまだ小群落を形成しています。頂上から石室へ向う登山道は、中々飽きのこない様相となっています。

写真:ポン黒岳周辺 7/12