赤岳の開花状況

風衝地の植物は開花のピークを過ぎました。今後は雪が解けたところから順に雪田植物が開花します。開花状況登山口付近:ハクサンチドリ◯下部樹林帯:ヨツバシオガマ始・ウメバチソウ始・ウサギギク始・モミジカラマツ↑・ゴゼンタチバナ◯第一花園:ウコンウツギ↑・ミヤマキンポウゲ↑・ジンヨウキスミレ↑・エゾコザクラ↑・ミヤマキンバイ始見晴し台:リンネソウ↑コマクサ平:コマクサ↓・イワブクロ↓・チシマツガザクラ↑・シラネニンジン↑・ウスユキトウヒレン↑第三雪渓:イワウメ↓・メアカンキンバイ↓・エゾツツジ↑・アオノツガザクラ↑・エゾハハコヨモギ↑・イワギキョウ↑・キバナシャクナゲ↑・ウスユキトウヒレン始・ウサギギク始第三雪渓上~第四雪渓下:キバナシャクナゲ↓・エゾコザクラ↓・エゾノツガザクラ↑・チングルマ↑・ミヤマリンドウ↑・アオノツガザクラ↑・コケモモ↑・エゾノマルバシモツケ↓・イワヒゲ↓第四雪渓:エゾヒメクワガタ↑・ミヤマリンドウ↑・ヨツバシオガマ◯・ハクサンボウフウ↑・チングルマ↑・エゾノツガザクラ↑・アオノツガザクラ↑・イワヒゲ↓・キバナシャクナゲ↑赤岳山頂付近:エゾノマルバシモツケ↓・エゾイワツメクサ↓・ミヤマキンバイ↓・イワブクロ↓・ヒメイワタデ↓・イワヒゲ↓・メアカンキンバイ↓・イワギキョウ↑・コマクサ↓・チシマキンレイカ↓・サマニヨモギ◯・チシマギキョウ↑・チシマツガザクラ↑・エゾツツジ◯

写真:赤岳山頂付近 7/25

赤岳の雪解け状況

赤岳登山道の雪渓は、徐々に融雪が進んできてはいますが、いまだに第一・第二・奥の平・第三・第四と各所に雪が残っています。第一花園:看板奥に30mほど第二花園:全面奥の平:全体の3分の1ほど第三雪渓:全面第四雪渓:全体の2分の1ほどこのうち第三雪渓は、長大で斜度もあるため、下る際には注意が必要です。またお天気しだいで表面が硬くなることもありますので、自信のない方は手前で引き返した方が無難でしょう。コマクサ平には、盛りを過ぎた感はあるものの、まだ多くのコマクサが開花中です。

写真:赤岳第三雪渓とコマクサ平 7/25

雲の平

こちらも主役交代です。キバナシャクナゲ(まだまだ咲いていますが)からチングルマに変わってきました。今年は残雪が多く、雪融けも場所によっては早くなったりおそくなったり・・・。その影響もあってか、早くに咲き出したものは終わっていたり、今が見頃のもの、まだ蕾のものとバラツキが激しい雲の平です。

写真:雲の平 7/23

赤石川

雪が落ちました・・・。が、本日は水量が少なかったため「蛇カゴ」の上を歩行することが可能です。心配されていた下りる時点・上がる時点での「段差」はパトロールの方が「雪切り」や「階段」を作ってくれたおかげで、随分と歩きやすくなっていました。但し、すぐ横にはまだまだたくさんの雪渓があります。登山者の方はこの雪渓上を歩行されていますが、すぐ落ちることはないと思われますが、万が一に備えて、蛇カゴの上を渡って下さい。また、本日は相変わらず「不安定」な天候・・・。早朝は快晴でしたが、その後濃霧、雨と目まぐるしく変わっています。この影響で「北鎮岳分岐下」の雪渓の写真が撮れませんでしたが、距離は幾分と短くはなりましたが、相変わらずの「急斜面」です。また、お鉢平展望台前の雪渓は間もなく消雪します。装備を万全に安全な山行を。

写真:赤石川 7/23

そろそろ主役交代です

「エゾツツジ」や「イワブクロ」もまだまだ見頃が続いていますが、写真の「チシマツガザクラ」が見頃を迎えています。頂上直下からポン黒~雲の平までの間、全体的に花数が増えてきています。また、「コマクサ」もまだまだ健在です!

写真:ポン黒周辺 7/23