稀に見ることができます

観察難易度も高く、稀に見られる野鳥「ハギマシコ」です。

悪天候のため、写真がはっきりしませんが、スズメ目アトリ科で、大きさはスズメよりやや小さめの鳥です。

鳴き声は「ビービー チッチッ」などと鳴きますが、群れで行動するため中々鳴き声では判断しづらいです。

冬鳥ですが、大雪山系では夏の観察例もあり、繁殖の可能性もあるようです。

食性は植物食で、主に種子を地表で採食します。
この日は、悪天候にもかかわらず30羽前後の小群で飛び回っていました。

写真:ハギマシコ 層雲峡 12/8

再びレンズ雲か?

層雲峡峡谷上に大きな塊のような雲が現れました。
果たして正体は・・・。

天候が崩れるサインの「レンズ雲」なのか、それとも積乱雲(かみなり雲)なのか・・・?

本日は、上空を見上げていると、さまざまな雲が現れました。

巻雲(すじ雲)、巻積雲(うろこ雲)、乱層雲(ゆき雲)、層雲(きり雲)・・・。

目まぐるしく変化する空模様、こんな日もめずらしいです。

登山中などは、雲の種類でその後の天候状況が判断できる場合もあります。

皆さんも是非「雲」について興味を持たれることをオススメします。

写真:レンズ雲か? 層雲峡 12/5

平地にも・・・

高山帯に生息している鳥として有名ですが、冬期間は平地にも降りてきます。

聞きなれない「ピュルッピュルッ」という鳴声、遠目にいましたが、取り敢えず「パチッ」。引き伸ばしてみると「ギンザンマシコ」の雌が4羽いました。

本日は、「エゾモモンガ」の撮影に早朝から出かけましたが、何と12月というのに早朝から雨・・・。

諦めて帰る途中に出会いました。
しかし、12月に雨とは・・・。やはり、この時期でも天候に悩まされるのでしょうか・・・。

写真:ギンザンマシコ雌 12/5

霜花

今朝も冷え込みました・・・。
センター前の最低気温は-10℃をさしていました。

このように冷え込んだ朝は、冬の風物詩「フロストフラワー」が出来上がります。

霜の花・氷の華とも呼ばれていますが、空気中の水蒸気が氷や石などの表面に付着して凍り付き、花びらのような形に成長したものです。

朝から神秘的な現象でした。

写真:フロストフラワー 層雲峡紅葉谷 12/4

霜柱

寒い日が続いている層雲峡・・・。
今朝はセンター前で最低気温が-6℃、現在も-4℃となっていますが、風がないためやや過ごしやすいです。

また、今朝は霜柱も上がっており、寒さに拍車をかけられた感じです。

そんな層雲峡、11月の降雪量は昨年と打って変わり、大変少ないものになっています。

累積降雪量は68cm、積雪深は29cmで平年の約半分、しかも昨年同時期で、降雪量137cm、積雪深50cmと昨年比でも約半分となっています。

気象庁の統計によると、1984年の観測から、今年は6番目に少ない量となっていました。

ちなみに、単純に比較はできませんが、黒岳七合目では積雪155cm、昨年同時期で220cmと山岳地帯でも少ない量となっています。

但し、ここはご承知の通り雪が多い地区。
当然このまま推移するとは考えづらいですが、11月のみでみると小雪の層雲峡と言えそうです。

スノーシューもまだまだ「出番待ち」の状態です。

写真:霜柱 層雲峡 12/3