センターだよりが発行されました

センターだより5月号(第61号)が発行されました。

今回の表紙は、殆ど観察の機会がない野鳥「ナキイスカ」です。

「イスカ」の中に混じり3羽いましたが、今年は全道各地でその姿が目撃されたようです。

その他には、「日本三鳴鳥」コーナーや、センター山だよりの抜粋、そして、気象庁が観測開始を始めた年からの降雪量のデータを掲載しています。

この降雪量、もちろんその年によって変動がありますが、やや減少傾向というデータとなっています。

以下をクリックしていただくとページにとびますので、是非ご一読下さい。(センターホームページのトップ画面からもご覧いただけます)

https://sounkyovc.net/newsletters/61.pdf

写真:センターだより5月号表紙 5/22

仔ギツネ

近間の林に散策に出かけました。
廃屋がありましたが、中でなにやらゴソゴソと物音が。

しばし待ってみたところ、中から仔ギツネが顔を出しました。一匹と思いきや中からもう一匹。

親は餌探しなのでしょうか?それともこちらの様子をうかがっているのか・・・。

離れた場所で10分程待ってみたところ、じゃれあうように二匹とも出てきて、さかんに餌を探していました。

昨年いたような「育児放棄」の親ギツネでなければよいのですが・・・。

子育ては雌のみで行い、秋まで一緒に暮らします。

写真:仔ギツネ 層雲峡 5/21

残雪状況

先日の降雪で山の状況が心配されますが、層雲峡園地から撮影した黒岳北東斜面の様子です。

写真上段は本日のもの、下段は昨年5月25日のものです。

日の加減や角度等々があり、一概には言えませんが、見た目は昨年とあまり変わらないような・・・。

それを確認するため、今年も6月早々に山に入る予定としています。

写真:黒岳 層雲峡園地より 5/20

キタキツネの換毛期

林の中を散策中、何か殺気が・・・。
ふと見上げると「キタキツネ」に見下ろされていました。

気づく前は、お昼寝のようでした。
が、近寄よると逃げるのですが、また元の場所に・・・。

辺りを見渡すと、巣穴らしきものが・・・。
どうやら、仔ギツネでもいるようです。

すぐさまその場から離れてあげましたが、あまり巣に近づくと、その巣は放棄して別の場所に移動してしまいます。

今回は数分の出来事でしたので、大丈夫と思いますが、このキツネそろそろ換毛期を迎えたようです。

写真:キタキツネ 層雲峡 5/20

シノリガモの繁殖期

石狩川周辺を散策中に、シノリガモの小さな群れに出会いました。

 カラフルな色のカモが雄ですが、この日は3カップルの計6羽。

まだ先の話ですが、育児は雌のみで行い、雄は離れていきます。そして、ヒナが独立する前に雌も離れて行ってしまうようです。

動物もそうですが、鳥の育児方法にも色々とあるようです。

このシノリガモ、レッドデータブックでは、絶滅の恐れがある地域個体群とされています。

写真:シノリガモ 層雲峡 5/20