ウコンウツギが見頃になってきました

八合目周辺から頂上周辺にかけて、ウコンウツギが早くも見頃となってきました。

昨年は7月に入ってからでしたので、ここだけで見ても開花状況が早まっているようです。

蕾もたくさん付いていますので、よほどの悪天にならない限りは、まだまだ群落の状態を保つでしょう。

黒岳九合目周辺からは、チシマノキンバイソウやトカチフウロなども開花しており、そろそろ花の黒岳九合目となりそうな様相です。

写真:九合目周辺のウコンウツギ 6/28

黒岳残雪状況

気温の上昇とともに、確実に雪どけが進んでいますが、断続的に登山道が露出してきたものの、それでも七合目から八合目周辺にかけては、未だ全面雪の状態と言ってもよいくらいです。

但し、直登する部分が少なくなってきたことに加え、起伏のある雪渓も緩和されていますので、徐々に歩きやすくなってくると思われます。

但し、雪が腐り気味のため、特に下りは慎重に下山して下さい。

写真:七合目上部(上)・八合目上部(中)・九合目標柱過ぎ(下) 6/28

沼ノ原山

先日もお知らせしましたが、標記の林道が6月27日から開通となります。

詳細は、センターホームページトップ画面の「林道規制・森林管理局」をご参照下さい。

2014/6/25

三笠新道

例年7月に入るとヒグマの存在が確認されしだい通行止めになる三笠新道ですが、いまのところ通行可能です。高根ヶ原の三笠新道への分岐周辺ではホソバウルップソウが見頃になってきており、イワウメ・チングルマ・エゾノハクサンイチゲも咲きそろってきています。
通行可能な三笠新道ですが、上部には急な雪の斜面が残っているので、滑落には注意が必要です。雪上歩行に不慣れな方は入らないほうがいいでしょう。

写真:三笠分岐のホソバウルップソウ 三笠新道上部の斜面 6/24

緑岳稜線は開花が進んできています

緑岳の稜線では、イワウメ・ミヤマキンバイ・キバナシャクナゲ・エゾオヤマノエンドウが咲きそろってきており、ホソバウルップソウも開花が進んできました。チョウノスケソウは、数輪が開花した程度です。今後の気温の変化によっては一気に開花が進む可能性がありますが、いまのところはとくに開花が早く進んでいる印象はありません。

緑岳稜線から旭岳方面 開花したチョウノスケソウ 6/24