赤岳山頂ではイワウメが満開

赤岳コースでは、コマクサ平と第4雪渓周辺の登山道沿いから高山植物が咲き始めてきましたが、まだ満開という程ではありませんでした。しかし、山頂周辺はピークを迎えた花が多く見られ、特にイワウメは山頂周辺全体を覆うように群生していました。
その他の高山植物では、チョウノスケソウ、エゾタカネスミレ、ホソバウルップソウなども随分良い状態となってきました。

赤岳コース・開花状況 
コマクサ平:コマクサは全体的に開花してきましたが、満開というほどではありません。
ヒメイソツツジ○、イワウメ○
赤岳山頂:イワウメ◎、チングルマ○、エゾノツガザクラ○、エゾノタカネスミレ○、チョウノスケソウ○、ホソバウルップソウ○、ミヤマキンバイ○、キバナシオガマ↑、エゾオヤマノエンドウ↓

写真:赤岳山頂周辺のイワウメ 7/1
写真:コマクサ平のコマクサ  7/1

ホソバウルップソウ

緑岳から小泉岳にかけての稜線ではホソバウルップソウが見頃です。この花は下から咲き上がるので、上のほうの花が咲く頃には下の花は枯れてしまいますので、下方三分の二くらいが咲いている状態がいちばん奇麗です。今週いっぱいくらいがベストかと思われます。

写真:小泉平 6/29

チョウノスケソウ見頃に

板垣分岐から小泉平にかけてチョウノスケソウが咲きそろってきています。まだ蕾が多いのでこれからさらに花数が増えそうです。今後の天候にもよりますが、今週末から来週にかけてが見頃でしょうか。

写真:小泉平 6/29

緑岳中腹はまだ雪

緑岳中腹は昨年よりかなり早めの雪解けですが、第一花畑・第二花畑周辺は大部分が雪原状態です。とくに第二花畑からエイコの沢ガレ場にかけては所々ハイマツの茂みが出てきており、ショートカットして直線的に歩くことが難しくなっています。視界不良時はコンパスやGPSでしっかりルートを確認しながらの登山になります。積雪期用の残置されたピンクテープや間違った足跡に誘導されてルートを外さないようにご注意ください。

写真:緑岳第二花畑上部 6/29

ヒサゴ沼周辺

ヒサゴ沼周辺は例年より雪解けが早めに進んでいますが、稜線から沼へ下る登山道は大部分が雪に埋もれています。北分岐(化雲平)から沼へ下るルートでは、視界不良時はコンパスで方角を見定めて沼を目指す技術が要求されますし、南分岐から沼西端へ下降するルートには急峻な雪渓が残っており、下降時にアイゼンを装着するなどの対策が必要になるかも知れません。いずれにしても、雪上歩行に不慣れな方は、経験豊富なリーダーやガイドの同行をお勧めします。

写真:縦走路北分岐からヒサゴ沼 南分岐下の急峻な雪渓 6/29