層雲峡本流林道

2010年8月の豪雨被害で閉鎖されていた、沼ノ原へ至る層雲峡本流林道が6月27日に開通しました。あちこちで大規模な修復がなされ、通りやすくなっております。森林管理署のご尽力に感謝いたします。本林道は入口のゲートが施錠されております。沼ノ原登山道を利用する方は鍵番号を上川中部森林管理署で確認してから入山してください。

写真:層雲峡本流林道 7/2

赤岳コースの雪渓

昨日は山開き縦走登山で、多くの登山者が赤岳から登られた事もあり、今朝の雪渓上は随分と歩きやすい状態となっていました。しかし、歩きやすいとはいえ赤岳コースにはまだ多くの雪渓が残っており、登山道が出ている箇所はほとんどない状態なので濃霧や下山の際の雪渓歩きには十分注意してください。

雪渓情報
第1花園:標柱看板前の約12mと見晴し台下の約15mで登山道が出ている。
第2花園:全面雪でロープや目印なし。
第3雪渓:全面雪でロープや目印なし。
第4雪渓:上部で約20mのみ登山道が出ていた。

写真:第1花園 7/1
写真:第3雪渓 7/1

赤岳山頂ではイワウメが満開

赤岳コースでは、コマクサ平と第4雪渓周辺の登山道沿いから高山植物が咲き始めてきましたが、まだ満開という程ではありませんでした。しかし、山頂周辺はピークを迎えた花が多く見られ、特にイワウメは山頂周辺全体を覆うように群生していました。
その他の高山植物では、チョウノスケソウ、エゾタカネスミレ、ホソバウルップソウなども随分良い状態となってきました。

赤岳コース・開花状況 
コマクサ平:コマクサは全体的に開花してきましたが、満開というほどではありません。
ヒメイソツツジ○、イワウメ○
赤岳山頂:イワウメ◎、チングルマ○、エゾノツガザクラ○、エゾノタカネスミレ○、チョウノスケソウ○、ホソバウルップソウ○、ミヤマキンバイ○、キバナシオガマ↑、エゾオヤマノエンドウ↓

写真:赤岳山頂周辺のイワウメ 7/1
写真:コマクサ平のコマクサ  7/1

ホソバウルップソウ

緑岳から小泉岳にかけての稜線ではホソバウルップソウが見頃です。この花は下から咲き上がるので、上のほうの花が咲く頃には下の花は枯れてしまいますので、下方三分の二くらいが咲いている状態がいちばん奇麗です。今週いっぱいくらいがベストかと思われます。

写真:小泉平 6/29

チョウノスケソウ見頃に

板垣分岐から小泉平にかけてチョウノスケソウが咲きそろってきています。まだ蕾が多いのでこれからさらに花数が増えそうです。今後の天候にもよりますが、今週末から来週にかけてが見頃でしょうか。

写真:小泉平 6/29