大沼キャンプ指定地

大沼キャンプ指定地は水が引いてきて、テントが張れる状態になっていますが、大雨の後などは水没して使用不能になりますので、これまた、入山前のお天気チェックが必要になります。

写真:大沼キャンプ指定地 7/2

五色ヶ原下部はまだ雪

五色の水場からは急斜面の登りになります。溝上にえぐれた細くて滑りやすい登山道を登ると、幅90mほどの雪田が残っており、下部15mくらいはかなりの急傾斜になっているので、登下降のさいは充分に気をつけましょう。雪面の状況しだいではステップカットやアイゼンが必要になります。
 この雪田を皮切りに、130m,220m,80m,80m,50m,200mと、立て続けに雪原が現れます。地形図やGPSで現在地を確認し、コンパスで方角を定めて進むことになりますので、登山技術に自信のない方はしばらく入山を控えたほうがよさそうです。

写真:五色の水場上部雪田 五色ヶ原下部雪原 7/2

層雲峡本流林道

2010年8月の豪雨被害で閉鎖されていた、沼ノ原へ至る層雲峡本流林道が6月27日に開通しました。あちこちで大規模な修復がなされ、通りやすくなっております。森林管理署のご尽力に感謝いたします。本林道は入口のゲートが施錠されております。沼ノ原登山道を利用する方は鍵番号を上川中部森林管理署で確認してから入山してください。

写真:層雲峡本流林道 7/2

赤岳コースの雪渓

昨日は山開き縦走登山で、多くの登山者が赤岳から登られた事もあり、今朝の雪渓上は随分と歩きやすい状態となっていました。しかし、歩きやすいとはいえ赤岳コースにはまだ多くの雪渓が残っており、登山道が出ている箇所はほとんどない状態なので濃霧や下山の際の雪渓歩きには十分注意してください。

雪渓情報
第1花園:標柱看板前の約12mと見晴し台下の約15mで登山道が出ている。
第2花園:全面雪でロープや目印なし。
第3雪渓:全面雪でロープや目印なし。
第4雪渓:上部で約20mのみ登山道が出ていた。

写真:第1花園 7/1
写真:第3雪渓 7/1

赤岳山頂ではイワウメが満開

赤岳コースでは、コマクサ平と第4雪渓周辺の登山道沿いから高山植物が咲き始めてきましたが、まだ満開という程ではありませんでした。しかし、山頂周辺はピークを迎えた花が多く見られ、特にイワウメは山頂周辺全体を覆うように群生していました。
その他の高山植物では、チョウノスケソウ、エゾタカネスミレ、ホソバウルップソウなども随分良い状態となってきました。

赤岳コース・開花状況 
コマクサ平:コマクサは全体的に開花してきましたが、満開というほどではありません。
ヒメイソツツジ○、イワウメ○
赤岳山頂:イワウメ◎、チングルマ○、エゾノツガザクラ○、エゾノタカネスミレ○、チョウノスケソウ○、ホソバウルップソウ○、ミヤマキンバイ○、キバナシオガマ↑、エゾオヤマノエンドウ↓

写真:赤岳山頂周辺のイワウメ 7/1
写真:コマクサ平のコマクサ  7/1