紅葉期の車両交通規制

今年度も紅葉期の車両交通規制が行われます。
取り急ぎ、以下の上川町HPをご参照ください。

http://www.town.kamikawa.hokkaido.jp/section/sangyoukeizai/chs81200000015es.html

2014.07.23

赤岳コースの開花状況

赤岳コースの開花状況は、山頂周辺でチングルマ、イワブクロ、タカネツメクサ、エゾツツジが小規模ながらも群落を形成していましたが、コマクサ、エゾタカネスミレ、イワヒゲなどは最盛期も過ぎ、少し萎れ気味となってきました。しかし、雪解けが進んできた第4雪渓や第3雪渓では、エゾコザクラ、キバナシャクナゲ、ジムカデなどが咲き始め、これからは雪解けが遅い場所の花々が徐々に目立つようになってきます。

写真:赤岳山頂のイワブクロ 7/17

赤岳コースの雪渓状況

赤岳コースの雪渓状況は、第1花園看板前に約23mの雪渓が残っていましたが、雪解けがかなり進み登山道が出てきそうな状態でしたので通行上は大きな問題はなさそうです。第2花園は、看板前まで雪解けが進んでいましたが、まだほぼ全面雪の状態です。第3雪渓は、中間から下部にかけて約140mの雪渓が残っており、雪面は日中でも少し固い状態でしたので特に下山時には注意が必要です。第4雪渓は、下部に約50mの雪渓が残っていましたが特に問題はなさそうです。

写真:赤岳第3雪渓  7/17

雲ノ平方面・美ヶ原周辺

雲ノ平では、キバナシャクナゲが終花を迎え、変わってチングルマ・エゾツガザクラ・ミヤマキンバイ・エゾコザクラ等々が群落を形成していましたが、全体的にはまだまだ見頃部もありますが、やや終花に近くなってきました。(既にチングルマの綿毛も出始めました。)

尚、これからは変わって、チシマツガザクラの出番となりそうです。(すこしずつ開花してきています)

また、美ヶ原方面は雪どけ部から、チングルマ・エゾツガザクラ・エゾコザクラ等々が群落を形成しています。

どちらも、先に開花したものは終わりに近づいてきましたが、今年のこの辺りの植物は「開終花」が早い様相です。

尚、赤石川は本日現在問題なく渡渉可能です。北鎮岳分岐下雪渓は未だ約40mの雪渓があります。

装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:雲ノ平(上)・美ヶ原(赤石川方面)周辺 7/16

黒岳の近況

登山道の雪渓状況は、前回情報時からガラリと変わり、七合目標柱を過ぎた辺りに約2mの雪渓がありましたが、下山時には消雪していました。これで、黒岳の北東斜面から北鎮岳分岐下までは、全て消雪したことになります。(お鉢平展望台前も本日消雪しました)

また、八合目周辺から頂上に至るまで、ウコンウツギがさらに花数を増やし見頃状態ですが、頂上付近のものは少々萎れかけも出始めました。ウツギの他にも、チシマノキンバイソウ・トカチフウロ・ハクサンチドリ等々さらに登山道が賑わってきています。

さらに、頂上からポン黒岳に至るまでは、エゾツツジが群落状態となってきました。その中に、チシマキンレイカ・コマクサ・イワブクロ等々も入り、こちらも賑わってきています。

写真:黒岳七合目周辺(上)・九合目周辺(中)・頂上周辺(下) 7/16