黒岳・紅葉情報

三連休が終わり、平日になっても連日、ロープウェイの駐車場が満車になるほどたくさんの人が訪れている黒岳。今、六合目~七合目が紅葉の見頃を迎えています。

すでに八合目から山頂部までは褐葉、落葉しているものばかりで紅葉は終わってしまっていますが、上から見下ろす七合目周辺の黄葉はとてもきれいで見応えがあります。

七合目にある散策路『黒岳カムイの森のみち』の終点にある展望台からは黒岳の北斜面を一望できます。あまりょうの滝周辺の黄葉もピークを迎えており、こちらのコースもおすすめです。登山予定のない方もぜひ、足をお運びください。

※本日9/26の気温・・・温泉街 最低気温(6.1℃) 、最高気温(19.2℃)

                                       五合目 6:50 (8℃)

                                       七合目 7:30 (10℃) 、13:45 (14℃) 

                                       黒岳石室 5:00(3℃)、12:00 (12℃)

※黒岳は9/20夜に初雪が降りました。この後の三連休では、石室で気温が氷点下まで下がったそうです。防寒装備をお忘れなく。

※黒岳石室の営業は9/30宿泊までです。(石室に隣接しているトイレも10/1に閉めるそうです。ご注意ください。)

写真:七合目散策路「黒岳カムイの森のみち」展望台から見える黒岳、黒岳山頂下から見える七合目周辺の黄葉 9/26

 

赤岳紅葉情報

 紅葉前線は着実に下降し、赤岳登山コースでは登山口の銀泉台から第一花園にかけての一帯を除いて、紅葉シーズンは終了しました。

 第一花園では、ウラジロナナカマドは色づきのピークを過ぎ、枯れかけのものが目立つようになりましたが、ダケカンバなどの黄色の黄葉は見頃状態が続いています。第二花園より上部ではウラジロナナカマドは散り始めており、チングルマなどの草紅葉も茶枯れてきている状況です。

 朝の早い時間帯には登山道わきの霜柱が目立ち、かなり冷え込みますので、防寒対策をじゅうぶんにして登山や紅葉狩りを楽しんでください。

 

写真:赤岳第一花園全景 第三雪渓下 9月24日

ニセイカウシュッペ山・紅葉情報

三連休の最終日、ニセイカウシュッペ山に行って来ました。朝8時前で20台の車。(駐車場は満車、路駐の車が3,4台ありました。)晴天ということもあり、たくさんの登山者の方がいらっしゃっていました。

登り始めの林道部分は黄葉しており、色づいた木々を楽しみながら歩くことができます。上の方ではすでに落葉したウラジロナナカマドが多く見られますが、残った赤い実が斜面を彩っており、それもまた、きれいです。ニセイカウシュッペ山の斜面やアンギラス、比麻良山方面ではきれいな黄葉が広がっており、登山道沿いでは鮮やかに色づいた草紅葉が足下を彩ってくれています。

途中の展望台や山頂からは表大雪の山々が一望できるニセイカウシュッペ山。秋もおすすめです。

※登山口までの林道は排水による溝や段差が多数あります。通行の際は徐行運転でお願いします。

※林道入口にあるゲートは無施錠となっていますが、通過後は必ず閉めてください。

写真:見晴台付近、山頂から望む表大雪の山々、比麻良山方面の眺望 9/23

 

 

 

沼コースが見頃に

 ヒトに付きまとうヒグマがコース内に現れたため閉鎖されていた「高原温泉沼巡り登山コース」は、交通規制の開始とともに解放され、巡視員を十倍に増やし、緑沼までの往復限定で歩くことができます。ヒグマについては入場時のレクチャーで詳しく解説されますので、歩く際の参考にしてください。

 紅葉の方は、コース上部の緑沼や滝見沼ではすでに見頃になっています。ウラジロナナカマドはすでに散りかけのものも見受けられますが、黄色はこれから色づくものが多く、今週いっぱいくらいは楽しめそうです。コース前半のヤンベ分岐周辺は、これから色づきのピークを迎えそうです。ここ数日冷え込みが大きくなってきていますので、色づきが早まるかもしれません。

 朝の早い時間帯は霜が降りることもありますので、防寒対策をして紅葉狩りを楽しんでください。

 

写真:滝見沼 緑沼 9月23日

赤石川方面・紅葉情報

黒岳石室の分岐から赤石川方面へ進むとすぐに、登山道沿いでとってもきれいなウラシマツツジやヒメクロマメノキ、チングルマの草紅葉を楽しむことができます。さらに少し進むと、赤石川の手前や対岸に広がる色鮮やかな紅葉が目に飛び込んできます。おすすめです。

写真:赤石川周辺、石室分岐近くのウラシマツツジ 9/19