ありがとうございました

年末のご挨拶

 本日は吹雪で荒れ模様の層雲峡ですが、みなさまの所ではどのような年末をお迎えでしょうか。
層雲峡ビジターセンターは本日をもちまして年内の開館を終了し、1月5日まで休館となります。新年の開館は1月6日9時からです。

今年はようやくコロナウイルスの感染拡大も落ち着きを見せ、当ビジターセンターではたくさんの来訪者をお迎えしました。地元のご常連様をはじめ、遠方からも多くの皆さまに足を運んでいただき、ありがとうございました。来年こそ穏やかで幸多き年になりますよう職員一同祈念いたしております。
 また、例年通り、1月下旬から2月中旬にかけて、毎週土日に冬季観察会を実施いたします。この時期にしか見られない氷瀑や氷柱・霜結晶などの雪氷現象を観察しつつ、スノーシューハイキングを楽しむプログラムです。ぜひ、ご参加ください。

 詳細についての問い合わせや申し込みは、当ビジターセンターまで直接電話でお願いいたします(☎01658-9-4400 9時~17時 月曜休館)。

 それでは皆さま、よいお年をお迎えください。

写真:エゾユキウサギの足跡(黒岳スキー場)12/29, センター前の雪グマ 

久しぶりでした

暫くの間に見かけてない鹿達が現れました。雪下の植物を探しながら歩きまわっている。
ここで皆さんへのクイズです、写真の中は鹿何頭いますでしょうか?
(答えは1/6の山だよりでお知らせします)

本日の層雲峡峡谷

今時期の層雲峡はとても静かです。峡谷の中に、表面から凍っていく滝の中から、また流れる水の音が聞こえてきて、氷の隙間に霜結晶が出来ている。今日はクリスマスイブですが、皆さんが暖かく過ごせるように。

本日の層雲峡峡谷

最低気温マイナス15度の朝、川の水面はけあらしの現象が見られ、潤うコケの表面には綺麗な霜結晶が出来ている。寒い日ですが、カワガラスは何げないように水中に潜っていた。
冬至が近づき、層雲峡も日々冷え込んでいますので、ご来訪の際には防寒着をしっかり準備してくださいね。

黒岳五合目

黒岳五合目にある展望台、高松台ですてきなものに出合いました。チシマザサの葉についた鳥の羽のような形をしたきれいな霜。すぐ近くにあったダケカンバの幹にも同じ形の霜がついていたのですが、このダケカンバの木の周りにしか見られず、日当たりなどいろいろな条件が重なってたまたまできたもののようです。今日の層雲峡の最低気温はー17℃と今シーズン一番の冷え込みで、おまけに風もなく、晴天であったため、霜などの雪氷現象を見るには最高の日だったのかもしれません。
この他に、高松台では風紋や動物の足跡などが見られました。長靴では埋まってしまうほど雪が積もっているため、スノーシューでの散策をおすすめします。

写真:ササの葉についた霜、風紋(黒岳五合目・高松台) 12/2