エゾリス

 今朝の層雲峡は、一面雪・・・。
昨晩から降雪があり、約10㎝積もりました。

 道路や温泉街も圧雪やアイスバーン、
雪がない所もブラックアイスバーンになっています。

*お越しの際は十分に気をつけてください。
(気温の上昇とともにとけてくると思われます)

 写真は元気いっぱいのエゾリス。
クルミをくわえながら疾走していました。

 めまぐるしく変わるお天気ですが、上川町ではエゾムラサキツツジやエゾエンゴサク、
エゾノリュウキンカやミズバショウも開花してきています。

 お花たちも続々と開花してきていますが、
本格的な春にはもう少し時間がかかりそうです。

PS

道道223号 愛山渓上川線 5月6日11時開通
道道1162号 銀泉台線  6月17日11時開通
町道高原温泉線       6月10日9時30分開通

気象状況等によっては開通日が変更となる場合もあります。
変更時は再度お知らせいたします。

写真:エゾリス 4/21

エゾタヌキ

 エゾタヌキが冬ごもりから地上に出てきました。
まだ動きが遅い感じで「もたもた」と道路を歩きながら餌探しの様子でした。

 エゾタヌキは、冬眠するわけではなく巣穴でじっとしています。
秋に貯えたものを(脂肪等)消費しながら春を待ちます。

 間もなく繁殖の時期。
たくさん貯えて元気な仔を産んでほしいですね。

写真:エゾタヌキ 4/18

エゾユキウサギ

エゾユキウサギ

 エゾユキウサギが換毛期を迎えました。
まだまだ白化状態ですが、これから徐々に夏毛に変わるでしょう。

 個体差があるようで、周辺のウサギは随分と換毛が進んだ
個体も見受けられました。

 ようやくカメラに収まりましたが、
このウサギ時速80km以上で疾走しますが、日本の哺乳類では最速なんです。

 先日は「暴風警報」が発令されたり、季節外れの猛吹雪状態や大雨、
気温の上下も含めこの時期特有の気象ですが、それにしても厳しい月となっています。

写真:エゾユキウサギ 4/16

エゾモモンガ

エゾモモンガ

 基本夜行性ですが、早朝日の出後に出巣し排泄を済ませ
また巣穴に戻り眠りにつきます。

 そろそろ大型の動物も出始める時期になりましたので、
夜間のモモンガ探しは難しい時期となってきました。

 まだ眠いのか、眼を半分閉じながらの排泄でしたが、
暖かい日射しを受けなんとも気持ちが良さそうでした。

 春が近付いてきていますが、早朝はまだまだ氷点下の気温・・・。
動物たちももう少し我慢の時期となりそうです。

写真:エゾモモンガ 4/12

キタキツネ

 早朝から吹雪模様の層雲峡、
気温も氷点下2℃と寒い朝です。

 写真は「キタキツネ」。
尾の毛が抜けているのがおわかりでしょうか?
このブログでも何度も紹介している内容です。

 「疥癬病」という病に侵されています。
「ヒゼンダニ」が原因の寄生虫病です。

 皮膚の中を喰い進みながら全身に回り、凄まじいかゆみで皮膚がボロボロになり
最終的には息絶えてしまう恐ろしい病気です。

残念ながら原因は人間なのです・・・。

 人間が野生動物に餌を与える行為が、
写真のような光景を生んでしまいます。

 このキツネはまだ初期症状・・・。
この後、顔や全身の毛が抜け落ち、眼も見えなくなり・・・。

 多くは菓子類のようですが、キツネにとってこの甘さは下剤となってしまい
結果、免疫力が低下し体の中は虫だらけとなってしまいます。

野生の動物には餌を与えないようお願い致します。
昨年から、このような光景を頻繁に目撃します・・・。

写真:疥癬病(かいせん病)にかかってしまったキタキツネ 4/7