明けました冬篭り(ふゆごもり)

「エゾタヌキ」が冬篭りから目覚めました。そうです。冬眠はしないのです、冬篭りをするのです。太っているように見えますが、昨秋に木の実などをたくさん食べて皮下脂肪を体内に蓄え、それらを消費しながら春を待っていたのです。しかし、歩く速度は本当にゆっくり~ゆっくり~ひょっとして、目覚めたばかりかもしれません。ようやく重い腰を上げて歩き始めましたが、やはりそこは野生。逃げようとしているようです。最後は川に入り(さすがイヌ科、泳ぎも得意です)、上がった後はまた森の中に消えていきました。頑張って餌を探して生き延びてほしいものです。

写真:冬篭り明けのエゾタヌキ 4/14

ふわふわしっぽのキタキツネ

まだまだ「毛変わり」はしていないようです。ふわふわな毛皮に身を包んで、はるか遠くからトコトコとやってきました。「これぞ北海道」という象徴の光景です。しきりに雪の中に顔を突っ込んだり、前足で雪を掘ったりと餌探しに大変な様子です。ちなみに「エゾユキウサギ」はそろそろ黒いものが目立ち始め、換毛の最中のようでした・・・。(走る速度があまりにも速く、またまたシャッターチャンスを逃してしまいました・・・)

写真:キタキツネ 4/14

根開け

ようやく気温が二桁になりました。今冬?(今春)初めてのことです。このように暖かくなってくると、幹の回りに根開けと呼ばれる雪解けの穴ができます。(写真は根開けから少し経過したものです)直射日光を受けて暖められた幹からの放熱と、幹に当たった日光の反射光によって周囲の雪が融けてできたものです。他にも色々な理由があるようですが、樹木も春の訪れを伝えてくれています・・・。が、ここ数日は毎日雪(吹雪)の連続。積雪深もまた100cmを超え、道内では5番目、全国では10番目に多い量、なかなか減らない雪です。

写真:根開き 4/14

今度はコガモの求愛です

先日は「ホオジロガモ」の求愛の様子を紹介しましたが、今回は「コガモ」の求愛です。写真の通り、鳴きながら上体を起こしたりしています。鳥達には春がきているようです。

写真:コガモの求愛 4/14

あと少し・・・

今冬最後?の早朝モモンガ探索。そろそろ恐い動物もウロウロしはじめる時期なので・・・。寒さにもめげず、待つこと一時間・・・。ようやく顔を出してくれました・・・が、体勢を整えようとして転倒してしまい、モモンガにも聞こえてしまった様子。残念ながら、写真のようなところまでしか出てきませんでした。う~ん・・・リベンジすべきか・・・

写真:巣穴から顔を出すエゾモモンガ 4/13