カシラダカ

北海道では春先の渡りの途中で立ち寄る旅鳥です。スズメよりやや小さめです。鳴き声は「チッ」、比較的探しやすい野鳥です。頭の冠羽が特徴で、名前の由来でもあります。この鳥は渡りの研究材料として使われ、約13時間の日照時間を境に渡りの気分が高まってくることと、春は気温18℃を超えるとその衝動に拍車がかかるらしいです。

写真:カシラダカ 上川町 4/9

カワラヒワ

夏鳥で、一部は越冬しています。スズメよりやや太めの体形です。全体的に褐色がかった緑色で、飛ぶときは翼付近の黄色がとてもきれいです。鳴き声は「キリリリ コロロロ」時には「チュイーン」などど甘えた声も出します。

写真:カワラヒワ 上川町 4/9

モモンガ

2月の後半に森の中を散策中、アカゲラが掘ったと思われる樹洞を見つけました。何度か同じ場所に通う日が続きましたが「もしや、モモンガが再利用するかも」と思いながら撮影の日を狙っていました。気温も高く推移しており、今日がチャンスと万全の寒さ対策等々をし(モモンガは夜行性です)、準備を一通り済ませたあと樹洞を見上げると、準備の甲斐もなく?何と穴からこちらを見つめていました。かよった甲斐があったのか、それともモモンガがサービスをしてくれたのか、はたまた根負けをしてくれたのか、やや暗くなりかけたうちに帰路につくことができました。フラッシュも使用しなくて済んだことは、モモンガを驚かせなくてよかったです。

写真:エゾモモンガ 上川町 4/6

ミヤマホオジロ

冬鳥ですが、北海道に渡ってくる数は少ないです。ホオジロと同程度の大きさで、頭の冠羽が目立ちます。顔に黒と黄色の模様があり、学名通り「エレガントなホオジロ類」です。鳴き声は「チッ」と、とてもかわいらしく鳴きます。積雪の少ない道南地方や、道外では西日本などで普通に見られるそうですが、この周辺では中々お目にかかれません。この日は、つがいで合計4羽見かけました。

写真:ミヤマホオジロ雄 上川町 4/7

ホオジロ

夏鳥で、一部越冬しています。スズメよりやや大きく、尾が長いです。「ホオジロガモ」同様に、頬は白と黒のコントラストです。鳴き声が「チョッピチュピーチュー」「チュッピチュリチュー」と何とも言葉のような鳴き声。「一筆啓上つかまり候」とか「札幌ラーメン味噌ラーメン」などど聞きなしがありますが「う~ん」?どうしてもそのようには聞こえないのですが・・・。

写真:ホオジロ 上川町 4/7