黒岳

もしかしたら下界は一日良いお天気だったのかもしれないけれど、山の上は昨日ほどは濡れないけれど湿ったガスの上、強風。黒岳の登りは青空も見えていたけれど、山頂過ぎて北鎮岳の白鳥の雪渓がどんな風になっているかさえ見ることは出来ませんでした。
黒岳では高貴な紫色と言う感じのダイセツトリカブト・ミヤマアキノキリンソウ(黄)・ハイオトギリ(黄)・ヤマハハコ(白)・ナガバキタアザミ(紫)・エゾニュウ(白)・オニシモツケ(白)などが目立つかな。
雲ノ平ではチングルマの綿毛群落とミヤマアキノキリンソウ・ミヤマリンドウ・イワギキョウ(雲ノ平では少なめ)などが咲き、下り坂・残り花の雰囲気なのがヨツバシオガマ・チシマツガザクラ・イワブクロなど。
お鉢平展望台下の雪渓が遅くまであった所ではハクサンボウフウ・エゾコザクラの広がりも。
展望台から上はガスガス。懸念の北鎮分岐下の雪渓は登山道上にほんの少しかかって合間合間に石や地面が出ています。雪の渕が解けて凍ってツルツルですのでうっかり踏んで滑らないよう要注意。もう2・3日で道からは消えそうかな。
写真:もうすっかり秋の花に彩られている黒岳にて。マネキ岩とチシマアザミ

ピウケナイ沢

ピウケナイ沢です。たぶん普段でもこの位の水量はあるのだと思います。革の登山靴でスパッツでストックに支えられながら、くるぶしまでの水量の中を数歩歩きました。防水がかなりしっかりしていないと厳しい感じです。

緑岳・第一花畑

山の上は強風。気温が高いせいか寒くはないけれど、湿ったガスに吹き付けられ結構濡れるし、ガレ場では気をつけないとちょっとよろける。
久しぶりの緑岳。いつもの緑岳なら「まだ8月頭」もう少しエゾノツガザクラ・アオノツガザクラなど遠目でも群落があるのに、今年は少し早かった???チングルマの綿毛群落は仕方ないにしても、もう少しツガザクラの群落を楽しみたかったなぁ~~~見逃してしまって残念無念。
遠目にエゾコザクラの群落、足元ヨツバシオガマ・ミヤマリンドウ・ミヤマアキノキリンソウ・ハクサンボウフウ・シラネニンジンなど、それなりに花は咲いているけれど、一面チングルマの綿毛群落もそれはそれでヨイけれど、もう少し花を楽しみたかった…と思う今日でした。
写真:第一花畑(チングルマの綿毛)

タチギボウシ

ようやく浮島湿原に行ってきました。もうトキソウは数輪咲いている程度でしたがタチギボウシには間に合ってヨカッタ~
駐車場から約1.6㌔はすっかり板についた?チップ歩道でぬかるむ事はありませんでしたが、浮島湿原内の木道は部分的に板の折れた所がありますので、足元良く見て歩いてください。
入口付近から「ん?ちょっといつもと違う」感じ…訪れるタイミングもモチロン重要な要素だけれど、それにしても今年は花数が多いような気がしました。沼とタチギボウシとヒツジグサと…と言う風景を撮りたかったのですが、全然わかるように撮れなかった、無念。天気の悪い時に行く事も多いので今までヒツジグサを満足に見られた事が少なかったのですが今年は奥の奥の奥の沼のヒツジグサの白もはっきりわかる程、キレイだった。遠い風景を上手にカメラにおさめるコトは出来なかったけれど、しっかり心に焼きつけよう。
写真:一面のタチギボウシ。他ヒツジグサ・トキソウ(少し)・ミカヅキグサ・ウメバチソウなど。トンボも沢山飛んでいて大きなルリボシヤンマが嬉しかった!

赤石川

今日は7月30日(晴)現在の気温31.5℃!陽射しも強く蒸し暑い層雲峡です。出来あがった山情報第5号を配りに出かけていたら汗ダクダク。風の通る部屋の中にいれば暑さはしのげるので関東地方の猛暑に比べればかなりマシなのでしょうが…暑い!
写真:暗くてスミマセン川の様子わかりにくいかな?28日の赤石川、北海方面から石室方面へ向かっていく所です。
雨のせいか、この日は少し水量多めだったと思いますが、川の中央は石を組んだ蛇カゴの上を水を被らず渡れます。ただ蛇カゴまで両端石の上を渡らなければならないので、靴の甲くらいまで一瞬水が被る。防水の効いた登山靴(トレッキングシューズ等)なら水がかかっても問題ないでしょうが、スニーカー程度ならびしょ濡れになってしまうかも。
この日の雨の影響で28.29日北鎮分岐下の急斜面の雪渓の雪がとけて凍ってツルツルで上がれず、かなりの方が引き返されたそうです。時期的にはアイゼンはもう必要ない頃ではありますが、こんな事もやっぱりあるんだなと改めて思う。
赤石川周辺の登山道上の雪渓はすっかりとけました。雪がとけたばかりの所ではエゾコザクラ・イワウメ・ミネズオウなど春の花も咲いていました。