エゾオヤマリンドウ

青空も束の間、一日はもたないようで裾合平に着く頃には山には雲がかかり始めました。裾合平から眺める旭岳の裾野や、大塚小塚も裾野もまだ、緑の濃淡に一部やや茶橙色がうっすら…と言う程度の色具合。チングルマの綿毛はまだ一面に広がっていました。
8/11から旭岳ロープウェイも再開しているので、姿見の池周辺遊歩道は賑わいを見せていました、ヨカッタヨカッタ。
写真:ちょっと下り坂ですがエゾオヤマリンドウと旭岳の噴煙。

秋へ

お昼頃の気温12℃よりは少し気温が上がってきましたが、それでも冷たい雨の降っている層雲峡です。さっきの雷雨は山の上では、アラレくらいにはなっているだろうか???
先日まではまだ全体に「色づきが始まりました」と言う感じではなかったけれど、今度山に行ったらどうだろう?「秋めいた」ではなく「秋になりました」かな???と思うここ数日のお天気です。
写真:少し前のチングルマの綿毛。この頃はどこへ行ってもチングルマの綿毛群落が広がっているなぁと言う印象だったけど、ソロソロそれも下り坂、綿毛も熟して白くカサカサになり始めています。

ウラシマツツジ

写真:コマクサ平にて、色の変わり始めたウラシマツツジです。
「ウラシマツツジは黒い実」と思っていたのですが、もちろん真っ黒な実もつけていますが、こんなふうに赤い実も結構あった。イワブクロは紫色が多く、チシマツガザクラは朱赤色。イワウメもどんどん赤色になっていくかな?全体に種が目立ち、種の色変わりが目立つようになってきました。今はまだ熟成?中。今年はハイマツの実も多い気がします。雄花・雌花・花粉・実になっていく様子をつぶさに見られて楽しかった。

沼の原

久しぶりの晴れと思いきや、青空もあるのだけれど、どんよりとした曇り空。トムラウシ山は見えているけれど五色岳山頂付近や高根ガ原~白雲岳方面、稜線にはガスがかかっていました。
沼の原ではもうタチギボウシはすっかり種か残り花がわずか。でもエゾオヤマリンドウの青色がキレイです。ツルコケモモの葉に似合わない大きな実がカワイイ(桃のような肌に見える)。ウメバチソウは全体に下り坂ながら蕾もあり花数もまだ多かった。
五色が原~五色岳で咲いている花:ウメバチソウ・ミヤマアキノキリンソウ・ナガバキタアザミ・ミヤマリンドウ・ヨツバシオガマ・ハクサンボウフウなど。全体に下り坂。雪が遅くまで残っていた所に遠目だけれどエゾコザクラとミヤマキンポウゲの群落も少しありました。
大沼キャンプ指定地、幕営スペース十分ですが、雨後の為かやや湿り気味。登山道もぬかるみあり、靴が埋もれるくらいの水たまりもあり。
写真:沼の原。スゲがやや黄茶色を帯びてきたけれど、まだ全体に緑色。ナナカマドは少し色ぬけて黄緑色になってきたけれど、ハイマツ帯のナナカマドは虫のせいか枯れかけていた。今年のナナカマドの紅葉はどうかな?

初雪???

昨年(2003年)は8月30日、一昨年(2002年)は8月21日、そして今日。たぶん確認はされないので正式な初雪にはならないと思いますが、白雲岳付近で11時過ぎ頃、みぞれ混じりの雪が降りました。
層雲峡でもここ数日急に寒くなってきて、山の上の稜線歩きも寒いです、そろそろ防寒対策も重要になってきました。季節の変わり目、体がまだ慣れていないので余計に寒く感じます。山は秋に向かっています、夏山気分は終了しましょう。