卵が・・・

低山の林道脇にある小さな池に、「エゾアカガエル」の卵が所狭しと産みつけられていましたが、昨日同じ場所に行ってみると池の水位が下がり、無残な姿になっていました。本日は早朝から雨ですが、風が強い状態が続いています。少しでも雨水がたまり、無事にオタマジャクシになるとよいのですが。

写真:小枝に引っかかったエゾアカガエルの卵 上川町 5/7

野鳥を代表する歌い手

夏鳥で、スズメくらいの大きさです。ヤブの中にいることが多く、中々姿は見られません。張りのある大きな声で「ヒン カララー」と単調にさえずります。とにかく美しい鳴き声です。オレンジ色の美しさにも惹かれますが、さえずりをじっくりと観察したい野鳥の一つです。

写真:コマドリ 上川町 5/7

黒岳石室

石室周辺は4月下旬からの降雪により、解け始めていた場所も再び重たい雪で覆われ、トイレの一部と石室管理棟の屋根が20cmほど出ている以外はいまだ雪の下という状態でした。しかし、この日は天気も良く遠くのガレ場からは「ナキウサギ」の鳴き声や「コヒオドシ」の飛ぶ姿が見られたこともあり、少しずつではありますが生き物の活動も活発になってきているようです。

写真:雪に埋まる黒岳石室 5/6

ギンザンマシコ

頂上周辺に、ギンザンマシコのつがいを見ました。一般的には冬鳥ですが、1975年に大雪山のハイマツ帯で国内繁殖が初確認されています。スズメよりも大きく、ヒヨドリ程度の大きさです。主食はハイマツの実ですが、昆虫類も捕食します。さえずりは「ピュルピュルピョロピョロリ」と柔かい声です。

写真:ギンザンマシコ雄 黒岳 5/6

黒岳東斜面の雪質状況

連休明けの黒岳に登ってみると、意外にも多くの登山者が朝からいた事に少し驚きました。ほとんどの登山者はスノーシューを履いていましたが、連休中に登山された方が多かったようで足場はしっかり確保され、雪面は締まっていたので、今日は石室までスノーシューなしでも十分登っていける状態でした。唯一の難点は、山頂直下周辺のハイマツが雪解けで出てきている為、場所によっては踏み抜いてしまう恐れがあるので十分な注意が必要です。

写真:黒岳山頂直下の急斜面 5/6