黒岳北東斜面

黒岳情報

 気温の上昇とともに雪どけも進んできました。
黒岳の斜面は、登り始めから3m・1m、七合標柱後13m・1mの雪渓です。
(七合標柱後の雪渓を過ぎると、消雪しています)

 滑落の危険は軽減されていますが、雪上歩行に慣れていない方につきましては
軽アイゼンの携行をお勧めします。
(13mの雪渓場は、滑落すると下に大きな岩があります。特に下りは十分に注意されて下さい)

 お花の状況は、黒岳の斜面は約20種のお花が開花してきています。
八合目を過ぎると「ウコンウツギ」「ミヤマキンポウゲ」「チシマノキンバイソウ」等が範囲を拡げつつあります。

*赤石川~本日は水量やや多く、流れも部分的に強いものでしたが、装備を万全にお願いします。
 特に、北海岳方面からは視界不良時は要注意です。

*北鎮岳分岐下雪渓~例年のような起伏のある雪渓ではありませんが、下りでの使用は十分に注意されて下さい。

*雲ノ平~「キバナシャクナゲ」「ミヤマキンバイ」「エゾツガザクラ」等が点々と開花している状況です。

写真:黒岳九合目周辺 7/12
  • チシマノキンバイソウ : 開花中です。

三笠新道

お知らせ

ヒグマの動きが活発になってきましたので、
「三笠新道」は通行止めとなります。

取り急ぎお知らせいたします。

18.07.09

お知らせ

お知らせ

大雨の影響で通行止めになっていました高原温泉・赤岳銀泉台は、
本日開通いたしました。
(愛山渓につきましては、引き続き通行止めとなります)

赤岳銀泉台のバスは、本日午後便より運行です。

取り急ぎお知らせいたします。

18.07.09

注意喚起

大雨後の登山道状況など

 降り続いた大雨で各地で大きな被害が出ていますが、大雪山も例外ではなく、アクセス可能な登山口が限られています。
刻々と状況が変わりますので、最新の情報を確認してから入山するようにお願いいたします。

 大雪山の銀座通りともいわれる旭岳と黒岳を結ぶ登山道のようすを昨日見に行ってきました。
間宮岳から中岳分岐に向かう登山道上にある石垣状の擁壁(通称「間宮城」)の一部が崩れ、
大きな石が下部に散乱していますので、足元に注意しながら歩いてください。
雲ノ平でも登山道が侵食され、土砂が植物帯に流れ込んでいる場所がありますが、歩行に支障はありません。

 昨日気になったのは、北鎮岳肩の雪渓上をサンダルで下っている外国人登山者を見かけたことです。
アウトドアブランドの製品なので、普通のサンダルとは違うとは思いますが、やはり危険です。
声をかけたところ、助けは必要ないというので、下りてようすを見ていましたが、
通常の3倍くらいの時間をかけてようやく下降していました。

 7日にもアップしましたが、北鎮岳肩の雪渓は、今季は傾斜がひかくてき緩く、例年よりは登り降りしやすいですが、
早朝は雪面が硬くなり、場合によってはアイゼンが必要な状況になります。
また、例年のように、マウンド状に盛り上がって下部が急傾斜になった場合は、滑落の可能もあります。

しっかりした装備で登山することをお願いいたします。

写真:中岳分岐上 北鎮雪渓 7/8
  • 装備を万全に安全な山行をお願いします。

  • 滑落には十分注意してください。

北鎮岳分岐下雪渓

 北鎮岳分岐下雪渓は約150mの雪渓です。例年の起伏のある雪渓と違い、やや盛り上がりが無くなっています。
早朝等は雪面が凍り付く場合もあります。特に下りで使用の場合は注意が必要です。

 気象の影響で雲ノ平周辺は「キバナシャクナゲ」「チングルマ」がパラパラ開花中です。
今後の気象状況を注視することとなります。

写真:北鎮岳分岐下雪渓(分岐側から)・雲ノ平周辺 7/7
  • 滑落には十分注意してください。

  • 局所的に咲いています。