投稿者: vc-dev

黒岳情報

　雪どけは確実に進んでいますが、
いまだ残雪の多い黒岳です。

　まだまだ滑落の危険はありますが、頂上直下の急斜面を
パトロール等の方々が雪切を実施しましたので、かなり軽減されています。

　しかし、断続的に登山道が露出してはいますが、
全面「滑落」「踏み抜き」の危険箇所が多いです。

　また、雪どけとともに笹や枝がおきてきており、非常に歩きずらいことと
場所によっては「泥沼」「登山道が川の状態」とまちまちな状況です。

　お花の状況は、北東斜面は前回と同じ種類の開花が拡がっていますが
新たな種類の開花はありませんでした。

　また、頂上から石室へ向かう場所は、前回情報時では約7種類の開花でしたが、
その殆どが「散って」いました。低い気温の影響を受けているようです。

　雲ノ平周辺は「お鉢平手前と北鎮岳分岐下」以外は消雪しました。
北鎮岳分岐下雪渓は、例年通りの起伏の激しい雪渓です。
下りで使用の場合は十分に注意されて下さい。

詳細は「大雪山山情報」をご参照ください。

繰り返しますが、滑落・踏み抜きも含め非常に歩きずらい状況です。
装備を万全に安全な山行をお願いします。
アイゼン(ピッケルはあると安心です)・ストック・スパッツは最低でも必須です。

写真:黒岳頂上直下　6/26

赤岳残雪状況

　昨年並みの残雪ですが、ほぼ全面雪に覆われています。
視界不良時や滑落には十分な注意が必要です。

　特に、第三・第四は直登になりますので、
上下山共に慎重に歩かれて下さい。

写真:第二花園　6/23

黒岳情報

　黒岳五合目展望台からの眺望では、随分と雪どけが進んだように見えましたが
実際に登頂すると、まだまだ多くの残雪がありました。

　登り始めから8合目上部までは全面雪、その後断続的に登山道が露出していますが、
9合目上部と頂上直下には急斜面に多くの雪が残っています。

　全てに於いて「踏み抜き」「滑落」の危険がありますが、
特に上記2点の場所は上下山ともに慎重に歩かれて下さい。

　また、視界不良時にも注意が必要ですが、朝夕は雪面が凍り付く場合もあります。
尚、風の強い日は「黒岳山頂周辺」ではかなりの寒さです。歩行中は問題ありませんが、この時期は
防寒対策も考慮して下さい。

装備を万全にゆとりを持って安全な山行をお願いします。

詳細につきましては、トップページから「大雪山　山情報」をご覧下さい。

写真:頂上直下の急斜面　6/20

紅葉谷の様子

　山麓では気温も上昇し、残雪は全て消雪しました。
お花も約10点開花してきており、片道30分の散策中に楽しめることができます。

　写真の「エゾノレイジンソウ」も満開となっており、
見ごたえのある風景となっています。

写真:クマゲラ広場　エゾノレイジンソウ　6/19