昨日の早朝、羽化したばかりのセミがいました。左側に抜け殻、右側に成虫がとまっています。セミといえば夏のイメージですが、じつはこの季節から現れるセミもいます。北海道ではエゾハルゼミが6月頃から鳴き始めます。ミョーキン・ミョーキン・ケケケケ・・・と風情のある鳴き方をします。
幼虫時代の長い地中生活を経て成虫になり、地上に出てからはその命を次世代につなげると役目を終えてしまいます。何年も地面の中にいたのに、空を飛べるセミになったらわずかな間しかいられないセミですが、長い幼虫の時代こそが生活環の中心と考えれば、成虫の姿は繁殖のためのかたちにすぎなく、繁殖が成功すればそれでよいという生き方をセミは選んだということでしょうか。考えてみれば植物にもそんな生き方をするものがたくさんありますね。
幼虫時代の長い地中生活を経て成虫になり、地上に出てからはその命を次世代につなげると役目を終えてしまいます。何年も地面の中にいたのに、空を飛べるセミになったらわずかな間しかいられないセミですが、長い幼虫の時代こそが生活環の中心と考えれば、成虫の姿は繁殖のためのかたちにすぎなく、繁殖が成功すればそれでよいという生き方をセミは選んだということでしょうか。考えてみれば植物にもそんな生き方をするものがたくさんありますね。