緑岳

お天気の回復が山沿いで遅れていて雨のスタート。でも見晴台に着く頃にはやんで、ほぼ一日曇空ながら日も射したり。
高原温泉・緑岳登山口にて「工事中・通行注意」の看板が。今日は休日で工事はなされていませんでしたが、見晴台周辺に既に立派な材が運ばれ始めていました。まさか階段?この地面を踏みしめて歩けるのは今日で最後なのかも…(あ~階段苦手なんです)
写真:第一花畑。チングルマ・アオノツガザクラ・エゾノツガザクラ・エゾコザクラ・ミヤマキンバイなど登山道脇で見頃な時期なのですが、激しく降る雨が続いた後なので、かなり花も落ちている様子。チングルマの花びらなどはちぎれたりだいぶ傷んでいました。2・3日前だったらもっともっとキレイだったかなぁ~?と思うとちょっと残念。
第二花畑看板周辺はまだエゾコザクラが目立ち、チングルマは咲き始めで蕾も多い。登山道の右手少し雪の早くとけていたハイマツの手前のチングルマは群落で広がっていますが、緑岳をバックに眺められる方の斜面はこれからと言う感じ。
少し斜面になるとチングルマもアオノツガザクラも蕾さえあったりなかったり。崖の急登手前のアオノツガザクラも右手には蕾もあるものの、まだエゾコザクラの葉っぱが出始めたところ。
緑岳の花畑周辺はもう見頃の場所もありますが、まだまだまだ長く花を楽しめそうです。

半月湖

沼の平・半月湖です。
まだ少し雪渓の上を歩きますが、平らなのでうっかり転ばないよう気をつけて歩けばそれほど危険ではないけれど、雪渓から壊れた木道に降りる時ちょっと高さがあって「よっこいしょ」と言う感じだった。日に日に状態は変わっていくと思いますが、しばらくは注意が必要かな。木道はかなりがたがたなので気をつけて。
六の沼周辺にはワタスゲが、半月湖周辺はエゾコザクラが広がっていました。沼の平から第二展望台のブッシュの足元にもチングルマ・アオノツガザクラ・マルバシモツケ・モミジカラマツなど。

ミヤマアズマギク

久しぶりに晴天が続いているような気がします。でも風は涼しく過ごしやすい層雲峡です。黒岳も登りは暑いかもしれませんが、山頂に出たとたん風に吹かれます。汗をかいたままで体を冷やさないよう、防寒着もお持ち下さい。
昨日(7/16)の写真をもう一枚。白雲小屋周辺のミヤマアズマギク見頃です。その他キバナシオガマ・エゾタカネツメクサ、水場周辺ではエゾノリュウキンカ・チシマノキンバイソウなどが咲いています。
小屋から白雲岳分岐まで、ほんの少し雪を渡る所がまだあり、周辺ぬかるんでいます。分岐近くの雪がとけたばかりの斜面ではエゾコザクラ・エゾノハクサンイチゲ・キバナシャクナゲの群落と、隣はイワウメの広がり。ここではいつも少し季節が戻った感じになる。
雪渓が少なくなってきて登山道をワープ?短縮できなくなってきました。キチンと雪渓の出入口を探して、道以外は通らないよう、植物帯を傷つけないよう気配りをお願いします。土壌のやわいこの時期は特に植物帯は傷つきやすいので、道を間違えたら面倒でも元の場所まで戻って下さい。
ソロソロ登山者も増えてきて、悲しいかなちょっとマナーの悪い人も見かけるようになってきました。一人一人が自分自身に戒めを。
よろしくお願いします。

タカネスミレ

前回7/4に歩いた時にはまだピークはこれからだったタカネスミレ、もう10日近く経ってしまって、まだキレイに咲いていてくれるだろうか?それともかなり下り坂?不安な気持ちで北海岳方面へ。
赤石川は相変わらず石を渡る所では靴にしっかり水がかかる。北海沢で
はエゾコザクラ・チングルマ・エゾノツガザクラが咲き広がり始めて来た感じ。中腹ガレ場のコマクサはまだまだ固い小さな蕾。この間踏まれたのか?根っこのあらわになっていた株もなんとか生きているみたい、ヨカッタ。所々現れるチングルマの群落を見るといよいよ夏本番と言う感じ。
心配だったタカネスミレ、花びらくしゃっとしおれてる花も、白っぽく色あせてきた花も、種になりかかってるものもあるけれど、大地一面黄色が遠くまで広がっていました!ピークは過ぎてしまったのかもしれませんが、まだまだ十分見応えがあってキレイです、見頃です。あーこうして今年もこの景色に出逢えて良かったって毎年思う。
「あの場所のこんな景色」って毎年目指す風景がいくつかある。出会えたらその一つ一つにありがとうって声に出して、ペコリ頭を下げている。
山で会っても変な人だと思わないで下さいね、そう言う人ってきっと密かに沢山いると思うのです。

小泉平

久しぶりに赤岳へ。登山口から眺める斜面はだいぶ緑に覆われて新緑がきれいなのですが、第一花園・第二花園・第三雪渓・第四雪渓…まだまだかなり雪でした。雪渓の入口出口ではキバナシャクナゲ・エゾコザクラ・ジンヨウキスミレなどが咲いていますし、コマクサ平ではコマクサが見頃、エゾイソツツジ・ヒメイソツツジ・イワヒゲ・チシマキンレイカ・エゾツツジまで咲き始めていましたが「花の赤岳」と言えるのはまだしばらくかかりそう。
雪渓は表面固くて歩きにくい事もありますし(転倒注意)、登山道が沢のように水がじゃんじゃん流れている所も多いので、足元の装備はしっかりと!
第四雪渓の上チングルマ・エゾノツガザクラの広がりを上がりきると、タカネスミレ・チョウノスケソウ・イワヒゲなどが咲いていました。赤岳から少し先のホソバウルップソウ、下の方から少し茶色くなってきた株もあるけれど、まだ青い色で咲いています。エゾタカネツメクサも咲き始めていました。