ウラシマツツジ

日にち戻りますが、写真:北海岳中腹のウラシマツツジです。10日前後くらいからボツボツ葉の色が変わり始めて来てはいましたが、今年は寒いせいでしょうか、こんな風に模様のように色づくのがちょっぴり早いような気がします。
今はまだ全体的な紅葉というわけではありませんが、足元の草たちは徐々に色を変えつつあります。紅葉もひょっとしたら例年並か少し早めでしょうか?
ただ夏の日照不足や低温がどう影響してくるのかはわかりません。ナナカマドの葉も色が変わっているところもあれば、遠目ながら葉っぱが見たらないような場所もある・・・今年の紅葉はどうでしょう???

赤岳 第三雪渓

第三雪渓を登る途中のタカネトウウチソウがこんな感じに見頃になっています(まだ蕾もあるかな)。この下のミヤマアキノキリンソウの黄色とアザミの紫色と混ざって咲く広がりが好きなのですが、今年は天候不順の影響でしょうか、アザミの背丈が全体的にも低く色も鮮やかな紫色にはあまりならず、ちょっぴり華やかさに欠けるかな・・・
第二花園のアオノツガザクラ・チングルマぱらぱら残って咲いてはいましたがやっぱり今年は花の数少なかったみたい。でもハクサンボウフウの白い花がちょっぴりながら固まりで咲いていて何故か印象的だった。
雪の遅くまで残っていただろう窪んだ場所では、ウサギギクの小さな群落が所々で見られました。これも黄色い花。ハイオトギリなど黄色い花は目をひきます。

旬の花 3

大好きなクモイリンドウが咲いています! 今年は天気が悪いのでキレイな花を見られるか、咲いているときに見に行かれるか、とても不安だったのですが、タイミング良く見ることが出来ました。よかった・・・今年は天候不順や低温の影響か、去年より3~4日遅いような気がします。
山の上の花の季節はソロソロ終わりに近づいて来ているなぁと言う印象ですが、こうしてクモイリンドウは咲き始めた所ですし、イワギキョウ・ミヤマリンドウなどはまだ多く見られます。雪だまりがあっただろう所では小さな群落ながらウサギギクの黄色が突然のように現れ、驚かせてくれます。
花もまだ楽しめますが、やはり季節は確実に移り変わって風は冷たくなってきました、稜線、寒いですよ~。ソロソロ防寒にも気を配った装備も必要になってきます、ご注意下さい。
写真:8月16日

黒岳

山に上がっても霧(ガス)がかかりがちで、遠望が望めない日が多かったので、この日久しぶりに黒岳石室や北鎮岳をこうして眺めることが出来ました。いつのまにかこんなに雪渓が無くなってしまっていて、ソロソロ消えてしまうかなぁ~という感じ。
黒岳までは先日ハイオトギリの黄色やダイセツトリカブトの紫色が美しくこの日も楽しみに登ったのですが、ハイオトギリはほとんど下り坂に変わっていた。ダイセツトリカブトはまだ多く見られます。エゾニュウの周りには虫がとっても増えていた!
この時期の「わらわらわらわら・・・花がイロイロにぎやかに咲いている黒岳」が好きなのですがそのピークも若干過ぎてしまったのだろうか?という印象だった。

赤石川

雨が降り続いています。層雲峡の崖が崩れはしないかとちょっと心配。昨夜は国道も一時通行止めがあったようです。これだけ降ったら沼の原・大沼なんて満水しているかも。トムラ方面へ行かれる方、沼の原は早朝の出発をオススメします。
黒岳方面、赤石川も少し水量多めでした。北海側の石が水に隠れてしまっていますが、靴に水がかぶる程度の増水。渡れないというコトはありませんが、水ばかりを眺めていると感覚がおかしくなる。バランスを崩して川にぼちゃん!と、はまらないよう要注意! 慎重に。
雨続きでミヤマリンドウ、しっかりつぼんだまんまなのが印象的。うっかり開いている花も見当たらなかった。このまま種になってしまいそう・・・晴れたらまだ花開くかな?
黒岳の登りも水たまり・ぬかるみ多く、下り特に滑りやすいです。予め登山の準備のある方なら良いですが「観光のついでの登山」なら、こんなお天気の時は控えていただいた方が無難です。次回登山の装備をされるか、お天気の良い時に是非どうぞ。