記憶力のもんだい

 今朝、車の中から一枚パシャッ。
周りに同化した保護色のエゾリス、どこにいるかわかりますか?(ピンボケですいません。)
車の騒音も我関せず。器用にクルミを持ってガジガジかじっていました。この季節、こんなごちそうを食べられるのも、秋の間においしいクルミやドングリをせっせと埋めておいたから。大切な冬の糧、どこに隠したかちゃんとわかるのは、記憶力や臭覚のもんだい。かしこいですね。けれど食べ残した(または食べ忘れた)種もたくさんあります。それは春に芽吹いていて新しい森に。子孫繁栄のためやっぱりわざと残しておいた?

風の造形

今週末は二週間ぶりのスノーシュウトレッキングが
あるのでコースの下見に行ってきました。
もう何度も歩いてなれたはずの道でしたが、
   「ん、なんか変だぞ!」
よく見るとコースがなくなっているんです。
何度も歩いているけど、足跡がなくなっていたり、
雪や氷の具合で多少、風景が変化していることはあ
ったけど、風で地形自体が大きく変わっていたのは
初めてでした。
風の力、自然の力の凄さを感じる出来事でした。
(今回は写真なしです)

上川十六景

 今日は観察講座「上川十六景を歩く」の初回「大函編」を行いました。夏は笹薮ややっかいもののダニに行く手阻まれる森の中だって、雪があれば大丈夫。この季節ならではの景勝地をみつけよう・というのがこの「上川十六景」講座です。
 大函から間近に見る柱状節理は第一級の景色です。自然の大いなる力、神秘・・と解説していると、そこに一匹のエゾクロテンがひょこっと現れたのです。そしたらもうみんなの視線はテンに釘付け。どんな解説をしても、やっぱり実物の野生動物にはかないませんね。今日はお天気と愛想のよいテンに恵まれた良い一日になりました。
 写真は前面結氷した銀河の滝。きれいな水色です。
 

うごく十六景

テンが雪の中からずぼっと顔を出したところ。見た目のかわいさに一同ウレシ悲鳴。「きゃ~かわいい~!」

この穴は・・

 先週の土日のスノーシュートレッキングの様子です。クマゲラがあけた大きな穴を観察中。
 土曜日は晴天の夜空に浮かぶ満月の中でのナイトトレッキングも開催しました。雲もかからずいいお月様。ライトなどに頼らずとも月明かりと雪明りでじゅうぶん歩くことができました。モモンガの2、3時間前(推測)の新しい食事跡に、テンテンと続くテンの足跡。生々しい動物の気配を感じた夜の観察会。
 次回は2月13日(月)の満月の夜です。夜の森を歩いてみませんか?