黒岳は黄葉です

 今朝は0℃まで下がり、町には霜が降りました。刈られた畦草の上にも、イタドリの葉っぱの上にも白くきらきら。
 さて紅葉の現在地です。只今、黒岳7合目を中心に6合目に降りてきています。ナナカマドの紅葉よりもダケカンバの黄葉に占められ、リフトからの眺めが綺麗です。
 銀泉台も、ダケカンバ黄葉が加わって斜面は華やかな感じですが、ナナカマドの赤のピークはすでに過ぎ、日に日に葉の隙間が増えつつ。

 写真:黒岳6合目より(9/26撮影)

シモバシラ

 サクサクの霜柱が登山道に立っていました。霜柱は地中の水分が毛細管現象によって上昇し、それが地表付近で凍ったものです。まっすぐに、あるいはクネクネと、下端で成長して伸びていきます。
 やがて光が射してくると、細かな土の粒をあたまにのせた霜柱は、歩くたび、その振動にもさらさら音を立てて崩れてしまいました。

 写真:霜柱(北海岳にて・9/25撮影)

高原温泉沼めぐり

 屋根から朝露がぽたぽた落ちてきます。層雲峡の最低気温は3℃。もうストーブの出番です。
 昨日の日曜、高原温泉沼めぐりは紅葉もいっぱい、人出もいっぱい!沼それぞれに個性があるので、紅葉のすすみ方にもそれぞれ違いはありますが、沼全体としてはほぼピークです。沼までのミネカエデのトンネルは、黄色半分緑半分。
 見上げる空に透ける黄色のもみじの手。
 
 *沼めぐりコースには入山時間制限があります。(入山受付7:00~13:00、下山時間15:00まで)必ずヒグマ情報センターで入山届けを記入し、レクチャーを受けてから入山してください。またぬかるみやすいコースです。スパッツ等、足元装備はしっかりと。

 写真:緑沼(9/24撮影)

雪化粧です

 朝一番のロープウェイで北海岳へ。午前9時前はこんな景色が広がっていました。
 いつも、その年最初の雪が降ると、わくわくするような楽しい気持ちになります。それが根雪になる頃には「わくわく」など遠い彼方に。そして毎日除雪に追われるようになり、投げる場所にも困るようになれば、もはや日常生活の危機!
 初雪というものは、すぐにとけてなくなる儚きもの。そして初雪への想いもまた儚きものかな。

 写真:北海岳より黒岳方面遠望(9/23撮影)

旭岳も真っ白です

2006年9月23日(その2)

 続いて、北海岳山頂からのお鉢平稜線のようすです。大雪山主峰も威風堂々、真っ白になりました。これが旭川気象台から見えて確認されれば「初冠雪」となります。雲で隠れて見えなければ初冠雪は次回に持ち越し。さて今回は?
 
 写真:中央奥いちばん高い円錐形の山が旭岳です(9/23、9:30撮影)