そして赤岳も・・・

(その2)

赤岳のウラジロナナカマドにも色変わりの兆しが見えます。力強い緑色の色素が抜け、全体に褪せたような色に。第4雪渓上部ではくすんだオレンジ色が帯状に広がっていました。今のところは順調・・のようです。
 山頂でホソバイワベンケイが紅葉していました。ウラシマツツジのように稜線を埋め尽くすほどというわけにはいきませんが、黄色、橙、赤と美しいグラデーションを見せてくれます。

写真:ホソバイワベンケイ
    (小泉岳にて/後ろは白雲岳 8/26)

草紅葉 はじまりました

昨日は黒岳や白雲岳で初氷を迎えました。どおりで寒いはずです。紅葉のスタートとしては幸先のいい冷え込みかなと思いましたが、まあそう思い通りには事は運ばないというのが、ここ最近の常のようです。
 山頂稜線ではウラシマツツジが赤く色付き出し、草紅葉が始まっています。黒岳山頂からポン黒岳にかけては6、7割が色付いています。草紅葉はこれから初雪を迎える頃まで山肌を紅く染め上げていきます。

写真:ウラシマツツジの草紅葉
   (黒岳山頂/後ろは烏帽子岳 8/26) 

紅葉 はじめました

「はじめました」モノの代表格といえばかき氷とカキフライですが、大雪山ではやはり紅葉でしょう。写真は緑岳の通称「たすき」といわれる斜面ですが、白い楕円で囲んだ部分がなんとなく紅くなっているのがわかると思います。まだ紅いシミのような状態ですが、このシミがじわじわと広がり、やがては紅い「たすき」に成長するのです。しばらくは山から目が離せません。

写真:緑岳(後ろの残雪は高根ヶ原)

山のいきものたち

6、7月の日照不足で下界の作物は、ずいぶんと被害が出ているようですが山の上はどうでしょうか。今のところナナカマドなどの実成りが悪いという話は出ていないので、例年並みという所でしょうか。
 しかし山の動物達の動きは、いつもと違うようで特にヒグマの目撃情報は黒岳、白雲岳、裾合平周辺など毎日のように聞かれます。元々山にいるのだから別に珍しいことではないのですが、やはり今年は例年よりも多く確認されています。ヒグマに限らず、今日は黒岳でもキタキツネ、シマリス、ナキウサギ、エゾライチョウなど、確かにいつもの時期よりも多くの動物が早くから活発に採餌行動をしているように見えました。単純ではありますが、このような行動から動物達は冬が早く訪れると感じているのではと勘ぐりたくなる程、本当によく見かけるようになりました。

写真:エゾシマリス (黒岳8合目 8/21)

山は秋の気配

小雨の降る中、黒岳に登って見ると周辺の花は、コガネギク、ウサギギク、チシマアザミ、ナガバキタアザミとキクとアザミが大半を占めるようになり、もはや秋の花一色。見れば花だけでなくハイオトギリ,ウラシマツツジなども葉が赤く色づき始め秋の気配。山頂~石室ではイワギキョウ以外はあまり見当たらず、花はほぼ終わり大雪山にもそろそろ紅葉の季節が感じられるようになってきました。

写真:ウラシマツツジ (黒岳石室周辺 8/15)