ミソサザイ

留鳥で、野鳥の中では1、2を争うほど小さい鳥です。鳴き声は「ピピピツイツイツイ チュリリリリ」と早いテンポでよく響く声です。木の根元や岩などの間で昆虫類を採食しており、姿を見つけるのは容易ではありません。全体的に褐色で、黒い縞模様があります。小さい体からは想像がつかないほど大きな声です。

写真:ミソサザイ 層雲峡 4/26

オオマシコ

冬鳥で、スズメよりやや大きめです。全体的に鮮やかな紅色です。渡来数は年変動が大きいですが、基本的には少数です。鳴き声は「フィーフィー」と低い声です。雪がいち早く溶け出す舗装道路には、いろいろな種子が吹き寄せられています。車が「ビューン」と来ると木の枝に逃げますが、すぐさま戻ってまた食事です。後ろ姿を追いながらしばらく粘りましたが、やはりこれが限界でした。

写真:オオマシコ 上川町 4/22

シカの角

層雲峡・紅葉谷を散策中、エゾシカの角を見つけました。雄ジカのものですが、大体5才ほどでしっかりとした角を持つようになりますが、毎年春先には角が落ち、また新しい角が生えてきます。この角は春先に生え始め、繁殖期の秋頃に成長を終えます。抜け落ちるのは、成長の過程でホルモン量の変化が関係しているようです。いずれにしても、完全な状態になるまでには約3ヶ月もあればいいようです。また、成熟した大人の鹿角は、1~2ヶ月の間に50cm以上も伸びます。

写真:シカの角 層雲峡 4/23

ヒメイチゲ

開花確認は4月21日、昨年は5月4日、エゾエンゴサク同様に半月も早い開花です。写真は、エゾエンゴサクと同じ場所の、層雲峡から約20km離れた上川公園での撮影です。気温はプラスですが、日中でも中々開かずに閉じたままのヒメイチゲでした。

写真:ヒメイチゲ 上川町 4/22

紅葉谷

今年の大雪山麓は、降雪の影響でシーズン前半から中旬まで非常に歩きづらい期間がありました。特に層雲峡の紅葉谷では、降雪こそあるものの風の影響等もあり、斜度のある場所では大変滑りやすく、スノーシューの刃がきかないほどでした。後半に入り、雪解けも進み「ザクザク」状態になり逆に歩きづらくなりますが、本日の紅葉谷は「ザクザク」どころかバーンが大変に固く、滑りやすい状態ではなく完全に「滑って」しまうほどの悪路でした。ストックがなければ歩けない状態です。初心者の方には、残念ながらお勧めができないほどです。安全が確認できましたらご案内させていただきます。

写真:紅葉谷終点 紅葉滝 4/22