林道通行止めのお知らせ

昨年の8月及び9月の豪雨により、林道等は多大な被害を受けています。以下に記載する林道については、当面通行止めとなりますのでご周知下さい。尚、全面通行止め及び入林禁止となりますので、登山や山菜取り等を目的とした入林は認めないこととなっています。(徒歩での入林も禁止です)詳しくは、上川中部森林管理署にお問合せ下さい。【通行止め箇所及び住所】・上俵真布林道・台地林道(美瑛町俵真布)(扇沼山登山に通ずる林道)・層雲峡本流林道(上川町層雲峡)(沼ノ原山登山に通ずる林道)【期間】平成23年4月1日より平成24年3月31日まで

写真:カワの濁流で崩壊した音更橋と林道(昨年8月25日)

紅葉谷

紅葉谷の状況をお知らせします。5月8日に掲載いたしました状況から一変し、雪は全面解けました。ヒメイチゲやエゾエンゴサクが散策道に咲き始めており、これからは二輪草も咲きだしてきます。春の紅葉谷の散策、ちょうどよい季節となってきました。

写真:紅葉谷 クマゲラ広場 5/24

マミジロ

林の中を散策中、遠めに黒っぽい野鳥が・・・。聞いたことのない声「キョロリ-ツルルルル」。一度聞いたら忘れられないような、鋭く響く「ホイッスル」のような声でした。正体は「マミジロ」。夏鳥で、山地の森林に生息しています。「ヒヨドリ」くらいの大きさで、数はかなり少ないようです。観察機会が少ない鳥に出会うと、やはり「ドキドキ」してしまい、写真も思うように撮れませんでした。全体的に黒く、眉近辺が白いのが特徴です。

写真:マミジロ 上川町 5/22

オオバナノエンレイソウ

山地の草地や、林の中の脇付近で普通に見られます。高さ30cm前後で、3枚の大きな葉が輪生しています。子房に赤い斑点があるのが特徴です。ミヤマエンレイソウと似ていますが、「めしべ」の先が赤くなっていることと、比較的ふっくらとした花びらで見分けます。

写真:オオバナノエンレイソウ 上川町 5/21

チゴハヤブサ その2

漢字名は「稚児隼」、その名の通り「ハヤブサ」よりも体が小さいため「お稚児さん」のようなという意味です。昨年も渡って来ましたが、その時は「トンボ」を多く捕食していました。空からトンボの羽が落ちてくるため、何度か観察していましたが、空中で羽だけを落としているようです。間もなく繁殖期に入りますが、期間中はどの野鳥も神経質になります。鳴き声も普段よりはかなり強めになります。強く鳴く場合は巣から離れましょう!特に、抱卵初期は注意が必要です。抱卵を放棄してしまう可能性もあります。遠くから静かに観察しましょう。

写真:チゴハヤブサ 上川町 5/20