黒岳石室周辺

7月下旬まで石室周辺で咲き誇っていた「チングルマ」。とうとう「綿毛」になっていました。(残花あります)しかし、近辺では「エゾツガザクラ」「エゾコザクラ」「ミヤマキンバイ」「ヨツバシオガマ」「ミヤマリンドウ」などが、まだ見頃のところもあります。この場所は、いつも最後まで楽しませてくれる場所・・・。今年も「綺麗」に咲いています。 

写真:石室周辺の「エゾツガザクラ」等 8/3

ポン黒岳周辺

「コマクサ」「エゾツツジ」「ウスユキトウヒレン」「チシマツガザクラ」「イワギキョウ」・・・。ポン黒岳周辺、ピークはやや過ぎたものの、写真の「イワブクロ」等々はまだまだお楽しみいただけます。*お花の詳細は、後日「山情報」にてアップ致します 

写真:イワブクロ 8/3

黒岳九合目周辺

黒岳は前回(7/28)情報時同様に、全体がお花に包まれています。特に、九合目周辺からは花数も増え登山の疲れを癒してくれています。見頃は「チシマノキンバイソウ」「トカチフウロ」「ダイセツトリカブト」「チシマアザミ」「イワギキョウ」等々です。 

写真:オニシモツケ 8/3

狩り成功

ニホントカゲの幼生が見事、蛾をゲットしました。実は数日前に、センターにニホントカゲの幼生が迷い込んでいました。とんでもない?ところへ落ち、救出する騒ぎもありました。この個体かどうかは分かりませんが、無事に成長してほしいものです。

写真:ニホントカゲ 7/31

時は流れて・・・

今年の5月に「オオウバユリ」の葉を紹介しました。「花が咲いたらどんなに見事でしょう」と。開花期は7月に集中しますが、甘い香りを漂わせて見事に花を咲かせました。このユリの葉の枚数は、年を経て成長が進むとともに増えていきますが、その枚数が約5枚以上に達すると、翌年に開花します。ただ、毎年葉が一枚ずつ増えたとして、芽生えの1年と葉が5枚以上に達する期間を合わせると、少なくとも6年以上かかる計算です。その年の条件によっては、必ず葉が増えるとは考えづらいため、およそ開花まで10年ほどかかると言われています。そして、多くの種を残して一生を終えてしまうのです。(1回繁殖型多年草)国道39号線沿いにもありますので、是非ご覧いただきたいお花です。

写真:オオウバユリ 上川町 7/29