センターだよりが発刊されました

センターだより8月(116)号が発刊されました。
今号の表紙は「ギンザンマシコ」です。

ギンザンマシコは、日本では北海道の大雪山や利尻岳のハイマツ帯に
生息・繁殖していて、北海道レッドリストでは準絶滅危惧種に指定さ
れている希少性の高い鳥です。
山の中で赤い宝石のようなギンザンマシコを見つけるとハッとします。
ぜひ、ギンザンマシコに会いに大雪山にいらしてください。

裏面には、「もっと知りたい層雲峡(旭川第七師団転地療養所記念碑)」、
「8/7~8/11インターハイ登山大会@大雪山」、「幸せの青い虫?!」
が載っています。

センターだよりはビジターセンターHPから閲覧することができます。
ぜひ、ご一読ください。

写真:センターだより8月(116号)表紙

赤石川方面

この日の赤石川は水量も少なく、流れも緩やかで、ほとんど川の中に足を入れることなく石の上を伝って渡ることができました。
(雨の後など、日によって状況は変化します。北海岳方面に行かれる場合は渡渉の準備をお忘れなく。)

対岸の斜面ではアオノツガザクラとコエゾツガザクラの群生が見事でした。

写真:赤石川、赤石川の北海岳側の対岸 7/22

北鎮岳分岐下雪渓

北鎮岳分岐下の雪渓は先週よりもさらに小さくなり、概算で80mほどになっていました。雪質もザクザクでこれまで以上にしっかりと階段状に踏み跡がついていたので、みなさん登山靴のみで歩いていました。
ただ、下りや悪天候時は滑りやすくなるため、不安な方は滑り止め対策をなさってください。

写真:北鎮岳分岐下の雪渓 7/22

雲の平方面

雲ノ平のチングルマの群生、まだ見頃が続いています。
石室に近い方やお鉢平展望台寄りでは綿毛になっていますが、見応えのあるチングルマの群生がまだ多く残っています。チングルマの群生を見るなら、きっと今がラストチャンスです!

写真:雲ノ平周辺 7/22

黒岳石室周辺

黒岳石室周辺では、ガレ場下の最後まで雪が残っていたところでエゾノツガザクラやコエゾツガザクラ、チングルマなどの群生が見られます。ガレ場に近い方ではまだキバナシャクナゲもきれいに咲いていますし、ミヤマキンバイの群生もあり、狭い範囲ではありますが十分お花を楽しむことができます。他に、イワヒゲやジムカデ、ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウなども咲いています。石室の道標近くでは、まだ他の場所では見られないワタスゲもきれいです。

今日は土曜日ということもあり、昼前にはテント場も石室も満員になったそうです。水も引き続き不足中だったので、水が必要になる方は十分な量を持参するか北海沢まで汲みに行くなどして確保してください。

写真:黒岳石室周辺 7/22