今年の冬は・・・

最近の層雲峡は、毎日が雪・吹雪・雪・・・。まだ冬が始まったばかりですが、「う~ん、今年は多いなぁ」と思いつつ調べてみました。本日現在で層雲峡の積雪深は39cm。気象庁の資料を参照すると、1984年以降で何と4番目に多い量となっていました。降雪量は78cm(11/25現)と昨年よりは多いものの、過去のデータではまだまだ多い年もあります。なのに積雪深は4番目?さらに調べてみると、降雪が多い年でも期間中に雨が降ったり、風で飛ばされたり、また雪の重みで積雪深が下がったりと一概には言えないようです。そう言えば雪ばかりで、近年恒例?の11月にはまだ雨が降っていませんでした。11月に雨?以前では考えづらい天候でしたが、それだけ今年の出だしの冬は、北海道らしいということになるのでしょうか?黒岳七合目では本日現在積雪190cm。過去の資料を見てみると、約10年ぶりに多い量となっていました。異常気象が続いた2012年、この冬を境に何とか元に戻って欲しいものです。(あまり多いのも困るのですが・・・)

写真:層雲峡峡谷 11/25

久しぶりにエゾシカです

久しぶりに晴れた層雲峡です。しかし、風が強い・・・。悪天ばかりの層雲峡でしたが、こちらも久しぶりに森の中に入りました。歩くこと10分、ようやく森に目が慣れてきた頃、数頭のエゾシカに出会いました。いや、数頭ではありませんでした。よく見ると四方八方、エゾシカに囲まれていました。立ち止まると、甲高い「ピーッ」という無数の鳴き声。さすがに「怖くなり」引き返してしまいました。繁殖期が終わり、雌のシカばかりでしたが凄まじい威圧感でした。夏に威嚇行動をとられてから、少しエゾシカ恐怖症になったようです。

写真:エゾシカ雌 11/25

疥癬(かいせん)病

出勤途中に、明らかに病気と一目でわかる「キタキツネ」に出会いました。慌ててカメラを出しましたが、残念ながら間に合いませんでした・・・。(ので、画像は今年の4月と5月のものをアップしました)ダニ(ヒゼンダニ)が原因の寄生虫病「疥癬病」と思われます。皮膚の中を喰い進みながら全身に回り、凄まじい「かゆみ」と「皮膚がボロボロ」になり息絶えてしまう重い病気です。感染力が強いようで、一時「キタキツネ」がいなくなった・・・原因はこの疥癬と言われていました。病気にかかる原因は人間・・・。よく観光の方が車を止めてキツネに何やら与えている光景を目にしますが、多くはお菓子類のようですが、キツネにとってこの甘さは下剤となってしまいます。その結果、キツネの免疫が低下して体の中は虫だらけとなってしまうのです。写真のキツネは同一?と思われますが、明らかにこのキツネも症状が進行していました。そして、今日見たキツネもシッポの毛がなく、眼は開けていられないほどに廻りはボロボロでした。動物種が違うと感染しにくいようですが、いずれにしても、ただ「かわいい」という理由で「餌を与える行為」はキツネ(その家族も含めて)にとっては命取りになるのです。

写真:疥癬にかかったと思われるキタキツネ

黒岳スキー場もオープンです(19日より)

昨日からの降雪、本日もまだ降り続いています。今朝は、今冬初めてのセンター前除雪となりました。本日は雪の粒は小さいものの、センター前で約5cmの積雪となっています。気象庁でも初降雪の記録がアップされました。(17日・層雲峡降雪3cm)(因みに、昨年は11/14 1cmでした)そんな中、明日11月19日より黒岳スキー場がオープンすることとなりました。七合目の積雪は何と1m・・・。月末は雨の予報がでましたが、標高の高い場所は問題なさそうですが、平地での根雪はまだまだ時間がかかりそうです。

写真:センター周辺の木々にも雪が被りました 11/18

雪が降ってきました

本日は早朝から雨でしたが、昼を過ぎたあたりからポツポツと雪が降り出し、現在は粒の大きめな雪が「しんしん」と降っています。昨日は、今冬一番の冷え込み(早朝センター前温度計で-10℃)、本日は-3℃で風もなく、まったく音もたてずに「シーンと静まりかえった」雪の降り方です。久しぶりに「北海道らしさ」を感じています。あたり一面は真っ白となりましたが、来週も雪が降る日が多くなる予報。そろそろ、初滑りの声も聞こえてきそうです。

写真:周りの樹木にも雪が被りました。小さな「イタドリ」の先にも雪が・・・。3枚目は何が何だか?の写真ですが、粒の大きめの雪が降っています。 11/17