間もなく冬ごもりです

久しぶりに快晴の層雲峡、本日は、国道からやや外れた脇道を歩いていましたが、やはりまだありました。

ヒグマの足跡です。
大きめの跡でしたが、まだ冬ごもりはしていないようです。

11月後半から12月初旬には冬ごもりをするようですが、どうにもまだそのような気象条件にないようです・・・。

比較的新しい跡でしたので、すぐさま引き返しましたが、これから林道を利用しての行動はあまりないと思われますが、近くに行く際にはまだまだ十分な注意が必要です。

写真:ヒグマ足跡 11/24

オオタカ

オオタカ(大鷹)は、タカ目タカ科に属する中型の種で、鷹類の代表的な種です。全長は約50cm、翼開長約130cmで白い眉斑と黒い眼帯が特徴です。

鳴き声は「キッ キッ」「ケッ ケッ 」「ケーケーケー」などとけたたましく鳴きます。平地から山岳地帯まで留鳥として周年生息していますが、一部は越冬のため南下します。

飛翔能力が大変に高く、その速さは水平飛行時で時速80km、急降下時には時速130kmにも達します。主に中小型の鳥類(ドバト・ムクドリ・ヒヨドリ・シジュウカラ等)などや小型哺乳類(リス・ネズミ・ウサギ・オコジョ等)を空中や地上で捕らえる猛禽類です。特に、鳥類はその90%以上を占めています。(例外的にヘビ類がまれにあるようです)

 食物連鎖の頂点に位置し、生態系の自然が健全でなければ生息できません。一説によると、小鳥たちはタカの怖さを種類ごとによく知っているようで、例えばトビが来ても「知らんぷり」、ノスリが来ると「あっノスリだ・・・」タカが来ると「逃げろ~」となるようです。小鳥の反応で、タカの出現がわかるほどとも言われています。

日本では、生息地の開発などにより数が激減し「希少野生動物種」に指定され保護対象となりましたが、その結果、数は急速に回復し、現在は準絶滅危惧(NT)~現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する可能性のある種とされています。

また、その鋭い顔つきと生態系のトップということで、野鳥ファンも多いようです。

写真:オオタカ 11/18

ヒレンジャク

「チリチリチリ」・・・。
今年もやってきてくれました。

昨年は山中での観察例でしたが、本年は早くも市街地までおりてきました。

山中では数百羽が飛び交っていましたが、今のところ市街地では、まだ10~30羽程度のようです。

尾が黄色いものが「キレンジャク」、赤いものが「ヒレンジャク」、北海道ではキレンジャクが多く、ヒレンジャクは珍しいのですが、昨年同様にヒレンジャクが群れをなしています。

ナナカマドやヤドリギの実を好んで食しますが、粘着性の大変強い糞をし、種子散布鳥となっています。

何度見ても美しい羽色と、上品な冠、年によって渡来数が大きく変動しますが、何とも悩ましげな鳥です。

写真:ヒレンジャク 11/13

ナナカマドの実

新緑の葉から、6月以降のお花、そして真っ赤な紅葉、締めはこれまた真っ赤な実。

一年を通して楽しむことができる「ナナカマド」。
紅葉が終わっても、まだまだたくさんの実を付けていますが、お客様から問い合わせがあるほどに今年のナナカマドの実は随分と鈴なり状態です。

色々と要因はありますが、一つは6~7月のお花の開花時期に天候が良かったこと、また降水量も少なく花粉が落ちなかったため、受粉率が高かったことが考えられます。

今年の6~7月は良い天候が続き、しかも降水量は異常なほど少ないものになっています。(気象庁統計情報)

また、実は熟しきっても腐ることはなく、雪が降っても枝上に残っていますが、これはナナカマドの未熟な実に含まれる「ソルビン酸」という成分が原因とも・・・。

いずれにしても、野鳥たちがこれを目当てにやってきています。キレンジャクやツグミなどは大群で押し寄せ、あっというまに丸裸です・・・。

写真:実なりのよいナナカマド 11/9

連続日で樹氷です

本日は早朝から快晴。
2日連続で峡谷上に樹氷です。

しかし寒い・・・。
今冬一番の冷え込みとなりました。

温泉街も全体的に雪が被ったこともあり、エゾシカ・キタキツネ・イイズナなどの動物の足跡も確認できました。

冬の楽しみの一つでもある、足跡観察。
早くも観賞できました。

写真:層雲峡峡谷 11/9