沼ノ平

松仙園コース

7月14日にオープンした松仙園登山道は9月30日をもって今季の開通期間が終了します。例年よりもかなり紅葉の進み具合が遅れていますが、10月に入ると通行できませんのでご注意ください。コースは環境保全のために登り一方通行になっておりますのでご協力ください。

コース中には泥濘箇所も多いので、長靴での歩行をお勧めします。また、標柱にはヒグマによるひっかき傷や背こすり跡も見られましたので、鳴り物を携行するなどのヒグマ対策も必要です。

紅葉に関しては、ウラジロナナカマドの葉は全体的に枯れているものが多くなっています。ダケカンバやミネカエデなどの黄色く色づく葉は、まだほとんどが緑色なので今後の色づきに期待したいとことです。

写真 三の沼湿原と旭岳 半月沼 9月17日

緑岳・紅葉情報

朝の高原温泉の気温は14度、ちょっと寒いけど、歩き始めると丁度いいところで、山頂付近着くと風が強く、雌阿寒岳まで綺麗に見える一日でした。
高根ヶ原方面の展望は黄色と赤がちょっとずつ増えてきて、ガレ場にはガンコウラン、コケモモ、クロマメノキの実が沢山出てきて、ウラシマツツジは見頃となっている。
赤くなる葉っぱも、枯れかけの茶い葉っぱも、全て秋の色として、これからの変化も楽しみです。


写真:第一花畑 ガレ場から高根ヶ原の眺め

赤石川方面・紅葉情報

赤石川方面でも紅葉が色づいてきました。黒岳石室の分岐から赤石川方面へ少し進んだところではチングルマの綿毛の白とヤナギ類の黄色が陽光を浴びて光り輝いていました。この場所はチングルマの草紅葉も他の場所より色づきが進んでいるため、週末の三連休では赤・白・黄の三色のコントラストが楽しめるかもしれません。
赤石川の対岸の斜面も色づき始め、待ちわびた大雪山の秋の風景となりつつあります。

写真:ポン黒岳下部周辺、赤石川周辺 9/15

雲ノ平方面・紅葉情報

ようやく雲ノ平方面でも紅葉が色づいてきました。橙色がウラジロナナカマド、黄色はヤナギ類です。チングルマの草紅葉はまだ色づき始めのところが多く、真っ赤になるのはまだ先のようです。かわりに、ヒメクロマメノキの紅葉が進んできました。どちらも、これからきれいな色になっていくのが楽しみです。

写真:雲ノ平周辺 9/15

黒岳・紅葉情報2

黒岳山頂周辺の山々でもようやく少しずつ紅葉が色づいてきました。ウラシマツツジの紅葉は黒ずんできたものも目立つようになりましたが、まだまだ黒岳山頂下からガレ場周辺を深紅で彩ってくれています。

写真:黒岳山頂から見た烏帽子岳周辺、ポン黒岳周辺のウラシマツツジ 9/15