黒岳・紅葉情報2

黒岳山頂から見える紅葉は、烏帽子岳の斜面や山頂下周辺が見頃のピークを迎えています。ウラシマツツジの紅葉は黒ずんでいるものや枯れてしまったものがほとんどですが、ヒメクロマメノキの紅葉は赤さを保っているものが多く見られました。

今日は黒岳七合目から山頂まではほとんど風もなく、登山にはちょうど良い気温で、気持ちよく歩くことができたのですが、黒岳山頂に上がったとたん強風が吹き荒れ、一気に体感温度が下がりました。昼前には雷→アラレ・雪・雨が強風とともに降ってきて、大変な荒天となりました。中には雨具・防寒具を持たず、服装も登山向きではない登山者の方もいて、無事に下山できるのだろうかと心配になるほどでした。
黒岳では9/23にも雪が降っています。この時期に大雪山に登られる方は雨具はもちろんのこと、防寒対策を忘れずにお願いします!

※9/30に黒岳石室のトイレを閉め、水のタンクも片づけるそうです。それ以降はトイレも水も利用できなくなりますのでお気をつけください。
※石室の避難小屋としての利用は可能です。水が必要な方は必要な分を持参するか北海沢で取水してください。携帯トイレも忘れずにお持ちください。

写真:烏帽子岳周辺 9/29

黒岳・紅葉情報1

ロープウェイ五合目駅舎の展望台から望む黒岳が秋色に染まりました!ロープウェイ下の紅葉はまだこれからですが、七合目周辺の木々が一気に色づき、とてもきれいな黄葉が楽しめます。リフト乗車中も鮮やかな黄色や橙色に染まった木々に囲まれ、足下には赤く色づいたチングルマの草紅葉が広がっています。
七合目からの登山道沿いでは枯れた木々も目につき、九合目から山頂までは褐葉・落葉しているものばかりでこげ茶色の世界ですが、登り始めてから随時、登山道から下を見下ろすと黄葉した七合目周辺のすばらしい景色を楽しむことができます!一見の価値ありです!
(本日9/29の気温・・・層雲峡温泉街11℃(6:30)、五合目10℃(6:50)、七合目10.7℃(7:30)

写真:黒岳七合目周辺(九合目登山道からの眺望)、黒岳九合目マネキ岩奥 9/29

センターだよりが発刊されました

センターだより10月(117)号が発刊されました。
今号の表紙は「エゾシマリス」です。

日本では北海道だけに生息するエゾシマリス。分布域が広く、大雪山の高山帯でもたくさん見かけます。頬袋をパンパンにふくらませて木の実を食べる姿は何とも愛らしいです。黒岳の登山道沿いでもたくさんエゾシマリスに出会えます。ぜひ、大雪山にいらしてください。

裏面には、「もっと知りたい層雲峡(荒井初一氏之像)」、「今年の大雪山の紅葉」などが載っています。

センターだよりはビジターセンターHPから閲覧することができます。
ぜひ、ご一読ください。

写真:センターだより10月(117号)表紙

紅葉谷

層雲峡の紅葉の名所紅葉谷の入口が、静かに色が付き始めている。紅葉の見頃は例年十月上旬になりますが、今はまだ緑色が多い、桂の香りが漂っている森です。
尚、10/15までは奇跡のイルミネートが開催されていますので、是非足を運んでみませんか?
詳しくは→ https://sounkyo-illuminate.com/ をご覧ください。

赤岳・紅葉情報

昨日まで銀泉台の車両規制がありましたが、今日25日からは一般車両の乗り入れが可能になりました。
紅葉の色づき具合は赤岳コース中間から下部にかけて見ごろとなり、特に第1花園から奥の平にかけてのウラジロナナカマドの紅葉がずいぶんと拡がりを見せてきました。
しかし、山頂から第4雪渓の紅葉は全体的に落葉してきており、第3雪渓では下部の紅葉などが色づいていますが、全体的には落葉もしくは褐葉となってきました。

気温も層雲峡では5日連続で一桁となりましたので、早朝と午後はずいぶんと寒くなってきました。
先日の23日には、旭岳から白雲岳にかけて一時的ですが降雪がありましたので、これからの登山では防寒対策に伴う安全管理も必要となる時期でもあります。

写真:第三雪渓下部 第一花園