センターだよりが発刊されました

センターだより10月(117)号が発刊されました。
今号の表紙は「エゾシマリス」です。

日本では北海道だけに生息するエゾシマリス。分布域が広く、大雪山の高山帯でもたくさん見かけます。頬袋をパンパンにふくらませて木の実を食べる姿は何とも愛らしいです。黒岳の登山道沿いでもたくさんエゾシマリスに出会えます。ぜひ、大雪山にいらしてください。

裏面には、「もっと知りたい層雲峡(荒井初一氏之像)」、「今年の大雪山の紅葉」などが載っています。

センターだよりはビジターセンターHPから閲覧することができます。
ぜひ、ご一読ください。

写真:センターだより10月(117号)表紙

紅葉谷

層雲峡の紅葉の名所紅葉谷の入口が、静かに色が付き始めている。紅葉の見頃は例年十月上旬になりますが、今はまだ緑色が多い、桂の香りが漂っている森です。
尚、10/15までは奇跡のイルミネートが開催されていますので、是非足を運んでみませんか?
詳しくは→ https://sounkyo-illuminate.com/ をご覧ください。

赤岳・紅葉情報

昨日まで銀泉台の車両規制がありましたが、今日25日からは一般車両の乗り入れが可能になりました。
紅葉の色づき具合は赤岳コース中間から下部にかけて見ごろとなり、特に第1花園から奥の平にかけてのウラジロナナカマドの紅葉がずいぶんと拡がりを見せてきました。
しかし、山頂から第4雪渓の紅葉は全体的に落葉してきており、第3雪渓では下部の紅葉などが色づいていますが、全体的には落葉もしくは褐葉となってきました。

気温も層雲峡では5日連続で一桁となりましたので、早朝と午後はずいぶんと寒くなってきました。
先日の23日には、旭岳から白雲岳にかけて一時的ですが降雪がありましたので、これからの登山では防寒対策に伴う安全管理も必要となる時期でもあります。

写真:第三雪渓下部 第一花園

雲ノ平方面・紅葉情報

雲ノ平方面ではウラジロナナカマドの枯れが目立ち、チングルマの紅葉は真っ赤になっているものが少なく、くすんだ色やまだ緑色から変わり始めているもの、オレンジがかっているものなど色づきにばらつきが見られる状態でした。一面真っ赤な紅葉ではありませんが、様々な色づきの葉からお気に入りのものを見つけるのも楽しいかもしれません。
紅葉は停滞状態ですが、青空の下、日の光を浴びて光り輝くチングルマの綿毛と紅葉、そして雄大な大雪山の山々はとても美しかったです。

写真:雲ノ平周辺 9/22

黒岳・紅葉情報2

黒岳山頂から見える紅葉は、烏帽子岳の斜面や山頂下周辺が先週より少し色づきが増していました。ウラシマツツジの紅葉はまだ赤いものも見られますが、黒ずんできたものや枯れてしまったものも多くなっていました。
一昨日からの冷え込みで紅葉が進んだのではと期待していたのですが、山頂から見える凌雲岳や石室周辺の紅葉の色づきは、残念ながら良くなっていませんでした…。

※今シーズンの黒岳石室の管理人常駐期間は9月23日(土)の宿泊までです。
 黒岳石室では9/20の夜に0.5℃まで冷え込んだそうです。宿泊される方は気温に合わせた寝袋をご準備ください。

写真:烏帽子岳周辺、黒岳山頂からお鉢平方面の眺望 9/22