赤岳コースの開花状況

 銀泉台から赤岳・小泉平・白雲小屋周辺の開花状況は以下のとおりです。

旧赤岳観光道路終点付近:イソツツジ〇
第二花園下:キバナシャクナゲ・エゾコザクラ↑
奥の平下:キバナシャクナゲ↑
コマクサ平:コケモモ・イソツツジ・コマクサ・ミヤマキンバイ・メアカンキンバイ↑
キバナシオガマ始
第四雪渓下:キバナシャクナゲ〇 エゾコザクラ・ミヤマキンバイ・エゾノツガザクラ・チングルマ↑
第四雪渓上~赤岳山頂:イワウメ・エゾオヤマノエンドウ・キバナシャクナゲ・ミネズオウ↓ エゾノツガザクラ・メアカンキンバイ・チョウノスケソウ↑ チングルマ・タカネスミレ始
赤岳山頂~小泉分岐:イワウメ・エゾオヤマノエンドウ・キバナシャクナゲ・ミネズオウ↓ ホソバウルップソウ・ミヤマキンバイ・チングルマ・エゾタカネツメクサ・タカネスミレ↑ チョウノスケソウ・エゾハハコヨモギ始
小泉平:チシマアマナ・イワウメ・エゾオヤマノエンドウ↓ ホソバウルップソウ・チョウノスケソウ・エゾノハクサンイチゲ・タカネスミレ・エゾタカネツメクサ↑ キバナシオガマ始
板垣分岐周辺:イワウメ・エゾオヤマノエンドウ↓ ホソバウルップソウ〇 エゾイワツメクサ・ミヤマキンバイ・チョウノスケソウ・コマクサ・タカネスミレ↑ エゾハハコヨモギ始
板垣新道底部付近:キバナシャクナゲ↓ チングルマ・エゾコザクラ・エゾノハクサンイチゲ↑
白雲小屋付近:エゾオヤマノエンドウ〇 ミヤマキンバイ↑ ミヤマアズマギク・エゾハハコヨモギ・キバナシオガマ始
白雲小屋テント場~水場周辺:エゾコザクラ↓ エゾノリュウキンカ〇 チングルマ・ミヤマキンバイ・エゾノハクサンイチゲ↑
白雲分岐周辺:イワウメ・キバナシャクナゲ・ミネズオウ↓ エゾノツガザクラ〇 ミヤマキンバイ↑ サマニヨモギ始


写真 ホソバウルップソウ(小泉平) チョウノスケソウ(小泉平) 7月5日

赤岳コースの雪渓

 赤岳登山コースでもだいぶ雪解けがすすんできました。

アイゼンを使用する場合は雪上のみでお願いします。登山道上でアイゼンを使用すると登山道が傷み、土壌流出の引き金になりかねませんので、ご注意願います。
 第三雪渓は中間部が傾斜のある雪面となっています。雪が硬い場合は下降時にご注意ください。

 登山道の残雪状況
第一花園:手前沢筋20m+30m 看板先30m+50m 見晴台下30m
第二花園:ほぼ全面雪
第三雪渓:中間部から下部にかけて三分の一ほど露出している。
第四雪渓:最下部と上部で登山道が出ているが、50%ほど雪面が残っている。

写真 第一花園全景 第三雪渓 7月5日

黒岳石室周辺&雲ノ平方面

黒岳石室周辺や雲ノ平周辺でもチングルマが咲き始めました。雲ノ平ではキバナシャクナゲの群生が見られます。キバナシャクナゲはピークが過ぎてしまったお花も多いですが、キバナシャクナゲの淡いクリーム色の中にエゾノツガザクラやエゾコザクラの紫色が加わり、華やかさが増しています。キバナシャクナゲは奥(お鉢平展望台の方)へ行くほどきれいです。黒岳石室まで行かれた場合は、そこからちょっと足を延ばして雲ノ平方面もお楽しみください。

写真:黒岳石室周辺のチングルマとエゾノツガザクラ、雲ノ平のキバナシャクナゲ 7/3
 

北鎮岳分岐下雪渓

北鎮岳分岐下は一週間前と変わらず全面雪です。雪はシャーベット状でステップ状に踏み跡もついているため、登りで怖い思いをすることはありませんが、雪上歩行に慣れていない方はアイゼン・ストックの携行をお勧めします。下りで通過される方は滑落に十分お気をつけください。

写真:北鎮岳分岐下の雪渓 7/3

赤石川方面

赤石川の雪は落ち、蛇篭が露出していました。今日の水量はそれほど多くなく、ほとんど石を伝って渡ることができました。川の中に足を入れなければいけないところもありましたが、水深は6~7㎝ほどだったので渡渉に支障はありません。渡渉後の北海岳側の雪渓もすっかりかさが減り、50㎝弱ほどになっていたので問題なく登ることができます。
ただ、日によって状況は変わります。万全の準備をよろしくお願いいたします。

写真:赤石川 7/3