黒岳・紅葉情報1

黒岳北東斜面の紅葉は、九合目周辺では褐葉が主体となっていました。登山道沿いでは枯れているものが先週よりさらに目立つようになり、すでに葉が落ちてしまっているものも見かけるようになりました。七合目周辺では色づき始めたものもありますが、まだ緑葉のものが多いです。ただ、ナナカマド類は茶枯れているものが目立ちました。
今朝の層雲峡温泉街6時の気温は7℃。厚手のフリースや薄手のダウンジャケット、毛糸の帽子や手袋などの防寒具が必要だと感じる寒さでした。ただ、今日は晴天で風もなかったため、登り始めると強い日差しを浴びて暑かったです。寒さと暑さのどちらにも対応できるように装備を整えていらしてください。
(※五合目(6:30)8℃、七合目(6:50)7℃、七合目(12:50)11℃、黒岳石室(5:30)4℃でした。)

写真:黒岳九合目周辺 9/22

大雪高原沼の紅葉

コース全体的に、赤、黄色が褪せてきた緑の隙間にある感じ。
枯れかけのナナカマドがありますが、また色が変わっていない木もあります。ダケカンバの黄色はまた少ないですが、枯れではいない。
滝見沼と緑沼の周りはちょっと色付きが始め、ほかの沼は比較的色変化少ないです。
高原沼から眺めた緑岳のタスキは色付いてますが、茶色が多いように見えます。
これからの色変化も楽しみです。

写真:滝見沼 高原沼

見頃期へ

 例年に比べてかなり遅れてスタートした銀泉台の紅葉がようやく見頃期に入りました。今日は登山道の法面に霜柱ができていたり、水たまりの表面が凍っていたりしたので、気温が零度前後に下がったのではないかと思われ、紅葉の色づきも進みそうです。
 標高1550m前後の第一花園の斜面はここ数日で色づきのピークを迎えそうです。
 また、標高1900m前後の第三雪渓では、雪渓の左側の斜面ではすでに落葉したウラジロナナカマドが目立つ一方で、右側の斜面は見頃になっています。下部のウラジロナナカマドの葉は緑色のものもあり、これから色づきそうです。
 標高が2000mを超える第四雪渓では枯れたウラジロナナカマドが目立ち、赤岳山頂付近ではウラシマツツジの紅葉が色づきのピークを過ぎて黒ずんできました。
ここ数日は、標高2000mの稜線付近で最低気温が一桁の日が続く予報となっていますので、じゅうぶんな防寒対策をして登山をお楽しみください。

写真:赤岳第一花園全景 第三雪渓下 9月21日

沼ノ平

松仙園コース

7月14日にオープンした松仙園登山道は9月30日をもって今季の開通期間が終了します。例年よりもかなり紅葉の進み具合が遅れていますが、10月に入ると通行できませんのでご注意ください。コースは環境保全のために登り一方通行になっておりますのでご協力ください。

コース中には泥濘箇所も多いので、長靴での歩行をお勧めします。また、標柱にはヒグマによるひっかき傷や背こすり跡も見られましたので、鳴り物を携行するなどのヒグマ対策も必要です。

紅葉に関しては、ウラジロナナカマドの葉は全体的に枯れているものが多くなっています。ダケカンバやミネカエデなどの黄色く色づく葉は、まだほとんどが緑色なので今後の色づきに期待したいとことです。

写真 三の沼湿原と旭岳 半月沼 9月17日

緑岳・紅葉情報

朝の高原温泉の気温は14度、ちょっと寒いけど、歩き始めると丁度いいところで、山頂付近着くと風が強く、雌阿寒岳まで綺麗に見える一日でした。
高根ヶ原方面の展望は黄色と赤がちょっとずつ増えてきて、ガレ場にはガンコウラン、コケモモ、クロマメノキの実が沢山出てきて、ウラシマツツジは見頃となっている。
赤くなる葉っぱも、枯れかけの茶い葉っぱも、全て秋の色として、これからの変化も楽しみです。


写真:第一花畑 ガレ場から高根ヶ原の眺め