雲ノ平方面・紅葉情報

雲ノ平方面ではウラジロナナカマドの枯れが目立ち、チングルマの紅葉は真っ赤になっているものが少なく、くすんだ色やまだ緑色から変わり始めているもの、オレンジがかっているものなど色づきにばらつきが見られる状態でした。一面真っ赤な紅葉ではありませんが、様々な色づきの葉からお気に入りのものを見つけるのも楽しいかもしれません。
紅葉は停滞状態ですが、青空の下、日の光を浴びて光り輝くチングルマの綿毛と紅葉、そして雄大な大雪山の山々はとても美しかったです。

写真:雲ノ平周辺 9/22

黒岳・紅葉情報2

黒岳山頂から見える紅葉は、烏帽子岳の斜面や山頂下周辺が先週より少し色づきが増していました。ウラシマツツジの紅葉はまだ赤いものも見られますが、黒ずんできたものや枯れてしまったものも多くなっていました。
一昨日からの冷え込みで紅葉が進んだのではと期待していたのですが、山頂から見える凌雲岳や石室周辺の紅葉の色づきは、残念ながら良くなっていませんでした…。

※今シーズンの黒岳石室の管理人常駐期間は9月23日(土)の宿泊までです。
 黒岳石室では9/20の夜に0.5℃まで冷え込んだそうです。宿泊される方は気温に合わせた寝袋をご準備ください。

写真:烏帽子岳周辺、黒岳山頂からお鉢平方面の眺望 9/22

黒岳・紅葉情報1

黒岳北東斜面の紅葉は、九合目周辺では褐葉が主体となっていました。登山道沿いでは枯れているものが先週よりさらに目立つようになり、すでに葉が落ちてしまっているものも見かけるようになりました。七合目周辺では色づき始めたものもありますが、まだ緑葉のものが多いです。ただ、ナナカマド類は茶枯れているものが目立ちました。
今朝の層雲峡温泉街6時の気温は7℃。厚手のフリースや薄手のダウンジャケット、毛糸の帽子や手袋などの防寒具が必要だと感じる寒さでした。ただ、今日は晴天で風もなかったため、登り始めると強い日差しを浴びて暑かったです。寒さと暑さのどちらにも対応できるように装備を整えていらしてください。
(※五合目(6:30)8℃、七合目(6:50)7℃、七合目(12:50)11℃、黒岳石室(5:30)4℃でした。)

写真:黒岳九合目周辺 9/22

大雪高原沼の紅葉

コース全体的に、赤、黄色が褪せてきた緑の隙間にある感じ。
枯れかけのナナカマドがありますが、また色が変わっていない木もあります。ダケカンバの黄色はまた少ないですが、枯れではいない。
滝見沼と緑沼の周りはちょっと色付きが始め、ほかの沼は比較的色変化少ないです。
高原沼から眺めた緑岳のタスキは色付いてますが、茶色が多いように見えます。
これからの色変化も楽しみです。

写真:滝見沼 高原沼

見頃期へ

 例年に比べてかなり遅れてスタートした銀泉台の紅葉がようやく見頃期に入りました。今日は登山道の法面に霜柱ができていたり、水たまりの表面が凍っていたりしたので、気温が零度前後に下がったのではないかと思われ、紅葉の色づきも進みそうです。
 標高1550m前後の第一花園の斜面はここ数日で色づきのピークを迎えそうです。
 また、標高1900m前後の第三雪渓では、雪渓の左側の斜面ではすでに落葉したウラジロナナカマドが目立つ一方で、右側の斜面は見頃になっています。下部のウラジロナナカマドの葉は緑色のものもあり、これから色づきそうです。
 標高が2000mを超える第四雪渓では枯れたウラジロナナカマドが目立ち、赤岳山頂付近ではウラシマツツジの紅葉が色づきのピークを過ぎて黒ずんできました。
ここ数日は、標高2000mの稜線付近で最低気温が一桁の日が続く予報となっていますので、じゅうぶんな防寒対策をして登山をお楽しみください。

写真:赤岳第一花園全景 第三雪渓下 9月21日