注意喚起です

先ほどまでは晴れていた大雪山麓層雲峡、あっという間に曇り空に・・・。最近のお天気は中々安定せず、情報収集に出向いても、悪天でとりやめ等の日が続いています。

16日辺りから回復する予報となっていますので、今しばらくお待ちください。

さて、注意喚起ですが、緑岳の見晴台付近に「ヒグマの糞」がありました。

乾燥過程のため、数日間経過したものですが、あまりにも多い量・・・。かなり大きめの個体のようですが、鈴やホイッスルを携行するなど、ヒグマに会わない努力も必要です。

写真;ヒグマ糞 7/13

キバナシオガマが見頃です

白雲岳避難小屋周辺では、キバナシオガマが見頃を迎えています。

また、写真のエゾタカネツメクサも群落が点在しており、見頃といってよいでしょう。

まだまだ雪の多い状態ですが、融雪部からは「チングルマ」「エゾツガザクラ」「アオノツガザクラ」などがそろそろ群落を形成しつつあります。

写真:白雲岳避難小屋周辺 7/13

緑岳雪渓状態

写真は第二花畑付近の木道部ですが、第一も同様ですがこの辺りは消雪しています。

但し、どちらも看板を過ぎた辺りから第一で約90m、第二で100m、第二上部で90m、ガレ場手前に200mとまだまだ全体的には雪の多い状態となっています。

特に、ガレ場付近は下降時は十分な注意が必要となっています。

写真:第二花畑付近 7/13

北鎮岳分岐下雪渓と赤石川

分岐下雪渓は前回情報時よりは、その距離は短くなってきていますが、まだまだ多くの残雪です。

起伏はあまりありませんが、装備を万全に慎重に上下山されて下さい。

また、赤石川は雪が落ち「蛇カゴ」が見えておりこれを渡ることとなります。

写真向かって左側の雪渓も全て落ちましたので、装備を万全に「蛇カゴ」を渡って下さい。

写真:北鎮岳分岐下雪渓と赤石川 7/8

雲の平の様子

前回情報時(4日)では、キバナシャクナゲが群落を形成し見頃を迎えつつありましたが、雲の平に出て一瞬息をのんでしまいました。

あれほど群落状態だったものが、僅か3日で全体の約7割が萎れかけていました。

まだ咲いているものも当然ありますが、この気温の高さ・・・あまり長くは持ちそうもない状況でした。

また、先に咲きだしていた「チングルマ」「エゾツガザクラ」もやや終花気味。

但し、写真のように場所を変えると見頃の部分もあり、蕾もまだまだありましたので、今後のお天気に期待したいところです。

写真:雲の平周辺 7/8