赤岳の紅葉2

赤岳コース全体で最も色づきが進んでいたのが第4雪渓上部で、比較的深みのある赤い葉が登山道沿いからも多く見られました。

写真:赤岳第4雪渓のウラジロナナカマド 8/28

赤岳の紅葉3

第3雪渓の紅葉は、上部から中間にかけてはあまり色づいていませんでしたが、下部の紅葉は随分と進んできました。

特に下部の紅葉は広範囲に広がり、果実の赤さも重なり遠目からでもひときわ目立つようになってきました。

写真:赤岳第3雪渓下部のウラジロナナカマド 8/28

赤岳の紅葉4

ここ数日の冷え込みで標高1500m周辺のナナカマド紅葉も随分と色づいてきました。今のところウラジロナナカマドの葉は大きな傷みやハバチなどの食害もなく順調に色づいてきており、最低気温の比較だけでいうと2003年の深みのある赤いナナカマド紅葉が見られた年に近い状況となっています。

しかし、9月の長期予報では、気温は平年よりも高めという事なので、結局のところ色づいてみない事には何とも言えませんが、紅葉の初期段階としてはいつもの年よりも少しだけ期待が持てそうな状況となっています。

写真:赤岳第1花園下部のウラジロナナカマド 8/28

稜線では初氷

層雲峡で最低気温が6℃まで下がった今朝、大雪山の稜線では水たまりに氷が張りました。たぶん初氷でしょう。
白雲岳避難小屋では最低気温が1.7℃だったそうです。稜線では秋を飛び越えて晩秋から初冬のような冷たい風が吹いていました。山へ入る方は、防寒対策を万全にして行くようにしてください。
小屋番の話では、白雲小屋の水場は、シーズン終了まで水が取れそうだということです。

写真:初氷(板垣新道) 白雲岳避難小屋の水場 8/26

ウラシマツツジが色づく緑岳稜線

この冷え込みでウラシマツツジの色づきが進んだようです。例年”花綵”状に色づく、板垣分岐付近のウラシマツツジ群落は五割から六割ほどの色づきで、見頃までもう少しという印象です。

写真:板垣分岐付近 8/26