紅葉谷

 層雲峡散策名所「紅葉谷」からです。
そろそろお花も賑やかになりつつあります。

 ズダヤクシュ、クルマバソウ、ウコンウツギ、ムラサキヤシオ等々20種以上のお花が開花しています。

 また、終点の「紅葉滝」は雪どけとともに水量も多くなってきており、迫力が増してきました。

 片道約30分、距離にして約700m、野鳥の声を聞きながらの散策はおすすめです。

写真:エゾノレイジンソウが間もなく満開に 6/13
  • 紅葉谷 : 次々と開花しています。

黒岳北東斜面

 雪どけは速いスピードで進行していますが、九合目標柱周辺と頂上直下を除いては全て雪の中です。

 特に、九合目~頂上直下の間にある雪渓は、相変わらずの急斜面のため滑落には十分な注意が必要です。

 お花は予想に反し、前回(5/29)とほぼ変わらず目立って開花しているものはありませんでした。

 先日の降雪と、5月、6月の低温が影響しているものと思われます。

 尚、八合目周辺にヒグマの痕跡がありました。
装備を万全に、慎重に上下山されて下さい。

写真:黒岳九合目周辺 6/12
  • 黒岳 : 滑落には十分注意してください。

緑岳残雪状況

 高原温泉へ向かう林道がオープンしたので、今季はじめて緑岳方面へ。雪はかなり少ない印象ですが、中途半端な雪解けのためにかえって道迷いしやすい状況になっています。森林管理署のパトロールの方もまだ常駐していないので、マーカーなども少なく、地形図とコンパスが必要です。

 登山口から見晴台にかけての樹林帯は、登山道上の雪が九割がた解けていて、ここ10年以内では記憶にないくらいの雪の少なさです。第一花畑も木道がほとんど露出しています。

 第一花畑端部から第二花畑・エイコの沢ガレ場にかけては登山道がまだ出ていないうえに、登山道周辺のヤブが出始めており、コンパスで方角を見定めて直進することができず、いちばんヤッカイな状況です。ルートファインディングに習熟していない方は入山を控えたほうがよいでしょう。

 本日も雪の上で迷った足跡を見ました。ハイマツ帯から岩塊斜面・山頂周辺の登山道は出ていますが、高山植物の開花はすくなく、寂しい感じがします。

 板垣新道底部にはまだ大きな雪渓が残っており、白雲岳避難小屋スタッフもまだ常駐していないため、マーカーはありません。視界不良時は細心の注意が必要です。白雲岳避難小屋スタッフは20日から常駐の予定です。

 避難小屋裏のテントサイトは、ほとんど露出していますが、融雪水が流れ込んでドロドロしているので、テントを張ろうと思っている方は覚悟が必要です。小屋のトイレは使用可能です。

写真:緑岳第一花畑 6/12
   緑岳第二花畑 6/12
  • 緑岳 : 道迷いに注意

  • 緑岳 : 装備を万全に安全な山行をお願いします。

黒岳北東斜面

 随分と雪どけが進み、七合目標柱30cm・八合目標柱50cm・九合目標柱全露出となっていました。
が、山頂までは頂上直下を除き全面雪の状態です。
雪面も、凍りつき・腐り気味・踏み抜き多数と様々です。

 特に、九合目周辺は例年通りかなりの急斜面となっており、滑落には十分な注意が必要です。

 お花は、九合目に「ショウジョウバカマ」が開花していますが、石室周辺に至るまではお花の開花はありませんでした。

 大変歩きづらくなっていますので、装備を万全に安全な山行をお願いします。

*開館時間が変わります
6月からは8:00~17:30までとなります。
尚、休館日はありません。皆様のお越しお待ちしております。


写真:黒岳九合目周辺 5/29
  • 黒岳 : 滑落には十分注意してください。

エゾハルゼミ

 エゾハルゼミが羽化し、盛んに鳴き声を上げています。

 写真は、羽化して少し時間が経過したものです。
いよいよ、夏に向けて虫たちの活動も始まってきました。

写真:エゾハルゼミ 5/28
  • 層雲峡 : エゾハルゼミ : 出会いました。