お花も続々と

 浮島湿原は、標高870mに2000~2500年前に形成された山地高層湿原です。
国道273号線から林道を約3km程入った場所が入口です。

 遊歩道を1.6km、約30分で湿原に出ます。
湿原は約1時間ほどで一周できますが、一部木道が老朽化していますので注意が必要です。

 エゾイソツツジやワタスゲが開花しており、見頃となっていました。
ヒグマの生息地でもありますので、鳴り物は必須です。

写真:浮島湿原入口 6/27
  • 浮島湿原 : 熊出没注意

赤石川方面


 赤石川の状況です。
川に行くまでは全面雪となっています。本日は、視界がまったくきかず、このような状況では「道迷い」の可能性もありますので、装備を万全にお願いします。

 写真の通り、手前の「蛇カゴ」が見え始めました。
まだ雪の上を歩けますが、亀裂も少しずつ入ってきましたので、十分注意されて下さい。

 尚、北鎮岳分岐下の雪渓は、濃いガスのため写真が撮れませんでしたが、いつも通りの急斜面となっています。

 朝晩は、雪面が凍りつく場合もありますので、十分な装備が必要です。現段階では、下りで歩行することはあまりおススメできない状況です。

 写真二枚目は「おまけ」です。シマリスが巣造りを始めていました。繁殖が近いようです。

写真:赤石川・巣材集めのシマリス 6/27
  • 装備を万全に安全な山行をお願いします。

  • エゾシマリス : 繁殖期を迎えました。

黒岳のお花たち

 黒岳から雲の平方面のお花の状況です。
5月から6月にかけての低温で、お花の開花がやや遅れています。

 但し、ここにきて九合目周辺から少しずつお花が目立ち始めました。

 チシマノキンバイソウ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンチドリ、エゾノハクサンイチゲ、クロユリなどなど。
(詳細は山情報をご覧ください。28日アップ予定です)

 また、石室周辺では「キバナシャクナゲ」が見頃を迎えています。

 雲の平でも「キバナシャクナゲ」が一部見頃の所も出始めましたが、まだまだ蕾もたくさんありますので、これからさらに開花してくると思われます。

写真:頂上直下のエゾノハクサンイチゲと雲の平のキバナシャクナゲ 6/27
  • エゾハクサンイチゲ : 新たに開花しました。

  • キバナシャクナゲ : 開花してきましたが、蕾もまだまだたくさんあります。

黒岳北東斜面

 七合目から八合目上部にかけて、まだまだ多くの残雪があります。

 滑落の心配はやや軽減されていますが、登山道は「ツルツル」「踏み抜き」「ドロドロ」と様々で、転倒の危険が大きい状態です。

 八合目上部を過ぎると、お鉢平展望台手前までは消雪していますが(赤石川方面は全面雪)、登りはじめから八合目周辺までは上下山とも慎重に歩かれて下さい。

 尚、本日は多くの登山者がいましたが、スニーカーで登山をされている方も見受けられましたが、かなりのリスクがあります。

 装備を万全に安全な山行をお願いします。
尚、気温が低く推移しています。防寒対策もお忘れなく。

写真:七合目周辺と八合目周辺のドロドロの登山道 6/27
  • まだまだ残雪があります。

  • 登山道は悪路となっています。

開通のお知らせ

 道道銀泉台線が昨日開通しました。残雪はここ10数年でもっとも少ない印象です。例年ならまだスキーができるほどの残雪がある第一花園も、写真のようにすでに登山道が露出している部分もあります。とはいえ、急斜面の横断になりますので、登下降の際はじゅうぶんお気をつけください。

写真:銀泉台 6/26
  • 赤岳 : 多くの残雪がありました。