黒岳北東斜面

 七合目から八合目にかけて残っていた雪渓は、消雪しました。(昨日消雪したようです)
登山道脇にはまだ雪がありますが、歩行をする部分はなくなりました。

 昨年の消雪時期は7月16日、黒岳北東斜面は一週間以上早く雪がなくなりました。
しかし、前日が雨など悪天の場合は登山道が大変に滑りやすくなりますので、気象情報をご確認の上登頂されて下さい。

写真:黒岳八合目周辺 7/9
  • 残雪は消失

裾合平

裾合平

 裾合平も雪解けが進んできましたが、沢筋に数カ所残雪があります。
お天気が良ければ問題ありませんが、視界不良時は注意してください。

 6月以降続いた低温のためか、植物の開花は進んでいません。ようやくキバナシャクナゲが咲き始めたところで、全体的に冬枯れのような茶色が広がっていました。チングルマの見頃は今月下旬以降になりそうです。

写真:裾合平周辺 7/9
  • キバナシャクナゲ : 開花しました。

  • 視界不良時は十分注意してください。

沼ノ原

 今日は、沼ノ原と五色岳まで行ってきました。
昨日の大荒れの天気とは一変し、今日は、晴れ。

 しかしながら、朝の気温は低く、稜線で吹く風も冷たかったです。
大雪山では、夏山とはいえ中綿の入ったジャケットを持つなど防寒対策は必須です。

 低温が影響して、お花たちも雪解けの進み具合に比べると、開花状況は遅れ気味です。

写真:沼ノ原とトムラウシ 写真2:沼ノ原のワタスゲ
  • 時間にゆとりを持って安全な山行をお願いします。

  • 装備を万全に安全な山行をお願いします。

赤岳コースの雪渓

赤岳~緑岳

 銀泉台から赤岳、緑岳を経由して高原温泉へ下りるコースを行ってきました。
久しぶりの晴れ間のため、赤岳は登山者で賑わっていました。

 この1週間でだいぶ雪渓の融雪が進んだようです。
それでも、雪渓はまだまだ残っていますので、低温時や視界不良時の登山は、道迷いや滑落に注意。

 小泉平では、チョウノスケソウがいくつかお花をつけ始めていましたが、
低温が続いていたため、花の開花は、やや遅れているようです。

 今日は、青空で晴れていましたが、稜線にでると冷たい風。
防寒対策もして、これからのお花の時期の登山をお楽しみください。

写真:赤岳第三雪渓の残雪と小泉平のチョウノスケソウ  7/5
  • 滑落には十分注意してください。

  • チョウノスケソウ : 新たに開花しました。

赤石川方面

 赤石川の状況です。
「蛇カゴ」は全て露出しました。

 但し、蛇カゴを渡った対岸は雪が落ち不安定な状況となっていますので、右側の川を渡り
低い場所を見つけて雪渓を上がって下さい。

 向かって左側の雪渓を歩行することも可能ですが、間もなく雪が落ちそうな状態ですので十分な注意が必要です。
近日中にパトロールの方が、蛇カゴを渡って対岸の雪渓を上がれるよう階段を作る予定です。

 また、北鎮岳分岐下の雪渓はまだまだ急斜面に多くの雪渓が残っています。
全体的に雪どけが進んでいますが、ここだけは「別格」でした。昨年よりも多い状況です。

 装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:赤石川 7/4
  • 装備を万全に安全な山行をお願いします。