黒岳北東斜面

 黒岳のお花の状況です。
秋に移行するにつれ、北東斜面のお花も寂しくなってきました。

 但し、写真にある通りアザミ類やヤマハハコ、ダイセツトリカブトなどは
まだまだ見頃が続いています。

 その他にも、ミヤマアキノキリンソウ、ウメバチソウなどもまだ良い状態を保っていますが、
全体的にはそろそろ終花の様相です。

写真:チシマアザミ・ミヤマサワアザミ ヤマハハコ・ダイセツトリカブト 8/24
  • ミヤマサワアザミ : 少々萎れかけも出始めました。

  • ダイセツトリカブト : 数は少なくなってきていますが、まだまだ見頃が続いています。

活発になってきました

 秋に移行するにつれ、ナキウサギやシマリスの動きが活発になってきました。
ナキウサギはあちらこちらで「ピチッ ピチッ」と盛んに鳴き声をあげていました。

 シマリスはハイマツの実を探し当て、貯食に忙しそうでした。
これからの時期は、小動物に出会う確率が高くなってくるでしょう。

写真:ナキウサギ・シマリス 8/24
  • ナキウサギ : 出会いました。

  • エゾシマリス : 貯食に忙しそうでした。

赤石川方面

 赤石川、水量はやや多いものの問題なく渡ることが可能です。
尚、最近はまだ不安定な天候が続いています。

 突然の増水にも対応できるよう、
装備を万全に、安全な山行をお願いします。

 尚、黒岳石室から赤石川に向かう登山道付近では
ミヤマアキノキリンソウが群生状態となっていますが、そろそろ終花を迎えそうな様相です。

写真:赤石川・ミヤマアキノキリンソウ 8/17
  • スパッツは必須です。

  • ミヤマアキノキリンソウ : 見頃です。

お知らせ

外来種侵入状況

 本日のインターンシップ事業では、黒岳斜面で外来種のセイヨウオオマルハナバチの侵入状況を、
環境省のアクティブレンジャーと一緒に調査。

 幸いにも?「セイヨウ」は発見できませんでしたが、在来種が元気に活動するようすを見ることができました。

写真:黒岳斜面でマルハナバチの調査をする 8/20

お知らせ

登山道の保全技術を学ぶ

 インターンシップ事業10日目の今日は、旭岳エリアへ。
ロープウェイで姿見駅まで上がり、姿見園地の登山道を「近自然工法」の観点から巡検しました。

 9月6日に山樂舎BEARと北海道上川総合振興局が共催する「登山道保全技術セミナー『たまには山へ恩返し』」の下見を兼ね、
北海道山岳整備の方から、段差処理と水切りの理論について説明していただきました。

写真:施工前の写真と現況を比較する 8/19