緑岳残雪状況

 標高年(2019)ということもあって今年は緑岳へ登ろうと思っている方も多いかもしれませんが、
登山はいましばらく待った方がいいでしょう。

 ①の写真は緑岳第一花畑の休憩場所(夏はベンチがある所)付近で撮った写真です。
この場所から夏道がわかる人はよほどの緑岳マニアでしょう。
地形図とコンパスまたはGPSやスマホの地図アプリを使いこなせる人でないとこの時期のナビゲーションは難しく、
視界不良時はとくに道迷いの可能性が高くなります。

 ②はエイコの沢ガレ場の取り付き点です。岩の斜面と雪面の境界にシュルンドが出来ており、
しかも空洞ができてスノーブリッジ状になっています。
登りの際は空洞が見えにくいので、じゅうぶん雪面のようすを観察してから斜面へ移るようにしてください。
また、下りでは、スノーブリッジの上を通らないと岩場から移れないため、慎重に歩いてください。

いずれにしても森林管理署のパトロールが数日以内に入ると思われますので、いましばらく入山はお待ちいただきたく存じます。

写真 ①緑岳第一花畑 ②エイコの沢ガレ場 6/11

キタキツネ

 写真は「仔ギツネ」。最近はよく国道沿いに現れ、
道行く車にひかれそうです。

 特に、夜間に出没し「虫」などを捕食しているようで、
車の犠牲になることもしばしば・・・。

 他にも、エゾシカ、キタキツネ(親)、エゾタヌキ、エゾクロテンなども出始めていることと、
最近は「エゾユキウサギ」なども出没します。特に夜間は車の運転に十分な注意が必要です。

写真:仔ギツネ 6/10

黒岳北東斜面

黒岳残雪状況

 先日(7日)投稿した状況より、さらに雪どけが進んでいます。
但し、前回同様、一部を除いては全面雪の黒岳です。

 装備を万全に十分注意されて登頂して下さい。
まだまだ夏山感覚での入山は難しいです。

お知らせ

「中岳温泉上部の雪渓が非常に不安定」という情報が入りました。

分厚く傾斜がある雪渓がズレ落ちそうになっており、危険とのことです。
6月下旬近くまでこの状況が続く恐れがあるとのことです。
雪に不慣れな方等は安定してからの入山をお勧めします。

写真:黒岳・桂月岳・凌雲岳・上川岳 6/11

黒岳北東斜面

黒岳残雪状況

 写真の通り全面雪の状態ですが、昨年比、雪どけは現在のところ
早く推移しているようです。

 八合目・九合目の標柱は6月(6/1確認)の初旬に早くもほぼ露出しています。
また、頂上直下一曲目までは夏道の登山道となっています。
(使用はまだ出来ませんが、トイレや石室の建物もほぼ露出しています)

 標柱のみで見ると雪どけはかなり早いペースで進んでいます。
が、登山道はほぼ全面雪です。

 滑落の危険や道迷い等々、まだまだ一般向けではない状況です。
登頂される方につきましては、装備を万全に十分注意して登頂されて下さい。
(特にこの時期は、下りでの滑落事故が後を絶ちません)

写真:大雪山系黒岳

雪どけが進んでいます

 予報に反し早朝から快晴の層雲峡です。
気温は15℃とやや肌寒いものの、新緑に映える峡谷が見事な景観を見せています。

 日中も20℃超えの連続で、黒岳の北東斜面も
随分と雪どけが進んでいます。

 写真は国道39号線からの大雪山連峰(一部)です。
新緑と雪とで綺麗な風景となっています。

 今年の山開きは先日お知らせした通り、6月30日です。
山開き前には山に入り、情報提供の予定です。今しばらくお待ちくださいませ。

お知らせ

*6月9日の観察会の場所が「東旭川旭山」に決定しました。

*層雲峡オートキャンプ場オープン 6月15日(層雲峡野営場は既にオープンしています)

*高原温泉沼めぐりオープン 6月20日(林道の開通は先日お知らせの通り6月10日です)

*先日投稿しました「朝暘山~ニセイカウシュッペ山」のクラウドファンディングが
 昨日で終了となりました。無事、目標金額に到達したようです。
 ご支援いただきました方々につきましては、大変ありがとうございました。
 この場を借りて深く感謝申し上げます。開通の際には、是非登頂されてみて下さいませ。

写真:大雪山連峰(一部) 6/6
  • 大雪山連峰