センターだよりが発刊されました

センターだよりが発刊されました

今回は貯食に大忙しのシマリスです。

 その他、じゃれあうヒグマ・ギンザンマシコの狩り・おねだりギツネ
等々を掲載しています。

 センターホームページ、トップ画面から見ることができます。
是非ご覧下さいませ。

写真:トップページのシマリス 9/25

登山道の様子

大雪山系赤岳

 第一花園は、雪に覆われ落葉が心配されましたが、雪が溶けるとやや紅葉した葉が見られますが、
一度雪が被りましたので、これからは色あせ・落葉に向かうと思われます。

 第二花園は、上部、登山道付近で散っているところがありますが、奥の平のチングルマが真っ赤に色づいている場所もまだあります。
また、奥の平では約30mの雪渓が残っていて、上部では、登山道が完全に雪で覆われているため、迷いやすくなっています。
視界不良時には道を見失わないよう十分な注意が必要です。

コマクサ平では、約75mもの雪渓が残っています。踏み抜きや滑落に十分注意してください。

第三雪渓は、落葉期に入りました。また、下部には途切れながら約70m、約140mの雪渓が残っています。

第四雪渓も、雪や風の影響で散っている葉が多く見受けられます。そして登山道は、ほぼ全面雪です。
軽アイゼンやスパッツを携行することをおすすめします。
尚、赤岳のマイカー規制・シャトルバス運行は解除されました。

*軽装での入山はできません。お勧めするレベルではありませんが、
入山時はしっかりと冬山装備で入山して下さい。

写真:雪に覆われた登山道 9/24

*大雪高原沼めぐりについて
登山道上にシャーベット状の雪があり、特に空沼周辺では植物帯に足を踏み入れた場所があります。
植物保護の観点から一周を休止する場合がありますので、詳細はヒグマ情報センターにて確認して下さい。

初雪

冬山装備が必要です

 9月18日に大雪山系黒岳周辺で雪が舞いましたが、翌日の9月19日に
本格的な雪が降りました。

 また、翌20日にかけては標高1200m~1300m以上は、
完全な冬山の状態となりました。

 多いところでは1m以上の降雪があり、20日には白雲小屋の管理人も
緊急下山という事態にもなっています。

 軽装はもちろんですが、冬山装備をしっかりと行わなければ
山に入ることは難しい状況です。

 日中はやや気温が上がり、雪もとけている場所も有りますが、
早朝などは完全なアイスバーン状態となり、道迷いも含めて非常に危険な状況です。

 全体的に雪が被りましたので、今年の山岳地帯の紅葉はほぼ終了となることで、
これからの入山はお勧めできない状況です。

写真:大雪山系黒岳周辺 9/21

赤岳・紅葉情報

赤岳紅葉状況

 第一花園はさらに色付きが増してきました。登山道付近には緑色の葉がまだ少し残っていますので、
気象次第ですがこれからさらに見頃が続くと思われます。

 第二花園は、上部でやや散り気味の葉も見受けられますが、ウラジロナナカマドの赤や橙色が鮮やかで、
もう少しの間見頃が続きそうです。

第三雪渓は、下部や右手側の紅葉がだいぶ見頃に近づいてきました。

 第四雪渓は、登山道付近のウラジロナナカマドや草紅葉のチングルマが赤く色づいてきています。
また、上部でも色づいており、散っているところも見られますが、まだまだ見頃です。

また、マイカー規制は23(月)までとなっています。シャトルバスの時間は、上川町役場のホームページをご覧ください。 

写真:チングルマ(草紅葉) 9/17

お知らせ

高原温泉沼巡り登山道・右回りコース開放

 2016年の台風被害のため閉鎖されていた、高原温泉沼巡り登山道の右回りコースが、
登山道の修復を終えて、一般開放されています。

 台風による増水で流れが変わり、渡るのが難しくなっていた渡渉点付近を、石を置いて水の流れを変え、
さらに飛び石を配置することで、渡渉できるように修復しています。

 渡渉点はかなり歩きやすく修復されましたが、3シーズンちかく登山者が通らなかったために、
踏み跡が不明瞭になったり、石の上に苔が生えたりして、歩行が難しくなっている箇所があります。
登山技術のレベルでいうと、黒岳や赤岳の往復よりも、高い歩行技術が要求されます。

 大雪山グレードは「グレード3」ですが、空沼からヤンベ分岐までは「グレード4」に相当すると考えた方がいいでしょう。
緑沼や高原沼の往復には長靴をおすすめしますが、一週の場合は登山靴の方が安全です。

*紅葉見物のついでに気軽に歩けるようなコースではありませんので、ご注意願います。


写真 高原温泉沼巡り登山道 右コース 9/14