裾合平

裾合平はどうだろう???と思って行ってみました。もう登山道に雪は無いかな?あってもそれほどでもないかな?と思っていましたが、予想よりは残雪あり。そう長くは無いですが、5~8?m前後歩くところが2ヶ所。1~2m弱歩くような所が2ヶ所くらい。
チングルマの咲き具合も雪解け順になるのでまちまちで、まだキバナシャクナゲの蕾のある所や、エゾコザクラのみの群落の場所、遠目にエゾノハクサンイチゲがチングルマの中に小さな群落を作っていたり色々ですが、裾合平のほぼ中央(少し裾合分岐より?)チングルマの一面となる場所では、ほぼ満開に群落となって咲いていました(写真)。場所によってはやや花の散りかけた所もありますが、ようやく葉っぱがそろって緑一面の中によく見ると蕾準備中だったりと、もう少し裾合分岐寄りで一面にこれから咲き始めそうな所もありました。

黒岳

久しぶりに黒岳へ。最近山にガスがかかって遠望がきかないことが多かったので、五合目展望台からのこの景色を見るのも久しぶりです。ようやくすっかり雪も解け、緑色の濃淡の美しい黒岳になっていました。
26日に歩いた時には登山道脇に「あとかた」くらい残っていた雪渓がこの日はもうほとんど無く、一ヶ所汚れた雪の塊がぽつんと残っているだけでした。道に水が流れるところも少しあり、ぬかるみ少しあり。雨後などは注意。
登山口すぐのモミジカラマツが咲きそろって足元を白く明るくしてくれていますが、七・八合目周辺ではコモチミミコウモリ・マルバシモツケ・ウメバチソウ・チシマアザミ・モミジカラマツもまだ蕾の方が多い。ウコンウツギ(花)・ウラジロナナカマドは花終わりかけの所も。

リシリリンドウ

台風の前にもう一度エゾツツジを見に行こうと思い、赤岳から小泉岳へ。銀泉台からの様子はそう大きくは変わってはいませんが、第一花園前後の雪渓は解けたのと(展望台下の斜面にはあります)、第三雪渓の下の方の雪渓が解け登山道が現れ始めました。第一花園の手前、エゾコザクラの葉っぱしかなかった笹の下ではいろんな植物の新芽が並び「あれ?この間エゾコザクラって間違った???」と一瞬不安になりましたが大丈夫、他のみんなより早く出ていたエゾコザクラ、ちゃんと花を咲かせているものも。
花の種類もそう変わりませんが、コマクサ平ではチシマツガザクラが咲き始めていて、山頂周辺や白雲小屋周辺などで、ヨツバシオガマ・エゾヒメクワガタ・イワギキョウ・チシマギキョウなどが、まだまだ咲き始めではありますが、出てきました。
稜線のエゾツツジ、なんだか咲いている花の数が前回より増えたかも?ガスガスながら、一面に広がるピンク色は圧巻でした「すごい…」と思った。
写真はリシリリンドウ(7/26)こちらも咲き始め、パラパラと目に付くのが増えてきました。

緑岳

写真:緑岳・第一花畑。
もう少しは解けただろうと思っていたのですが、予想以上に一面雪渓。ようやく分断された感じではありますが、登山道は3ヶ所くらいしか出ていなかったとのこと。第一花畑脇の木道も少し顔を見せ始めていますが、歩くのはほとんど雪の上…
赤岳の第二花園同様、緑岳の花畑はいつになるのだろう???

第四雪渓

第四雪渓はこんな感じ。登山道にもまだ雪渓がかかりますが、脇のアオノツガザクラ群落の所はだいぶ雪が解けました。前回クロウスゴしか咲いていなかった上の方で、ぱらぱらとエゾノツガザクラ・チングルマ・アオノツガザクラ(少)が咲いていたので、一週間~10日もしたら群落になるかなぁ?
雪渓の手前にはキバナシャクナゲ・エゾコザクラ・ミヤマキンバイ・エゾノハクサンイチゲ・ジンヨウキスミレ(下り坂)が咲き、赤岳ヘ上がる手前では、チングルマとエゾノツガザクラの開花が広がって、小さなヨツバシオガマは準備中。
赤岳周辺:メアカンキンバイ・エゾイワツメクサ・イワブクロ・ヒメイワタデ(↑)・タカネスミレ(↓)・チョウノスケソウ(残花)・エゾノマルバシモツケ・チシマキンレイカ・イワヒゲ(↓)・コマクサなど。赤岳より先のホソバウルップソウはさすがに残り花の感じです。