見事な樹氷でした

今朝の層雲峡近辺は見事な「樹氷」の景色が拡がりました。特に、層雲峡温泉街から「黒岳」方面を見上げた「樹氷」は歓声があがるほど!残念ながら気温の上昇とともに、はかなくも消えてしまいましたが、この光景は是非ご覧いただきたい自然現象の一つです。

写真:樹氷と黒岳ロープウェイ 3/9

精悍(せいかん)な顔つき

ここ数日、層雲峡近辺の上空で「オジロワシ」「オオワシ」がよく目撃されています。上川町でもよく目にしますが、ここ数年、飛来数が増えてきているのかもしれません・・・。しかし、オオワシもそうですが、なかなか「キリリッ」とした勇壮な姿です。

写真:オジロワシ 3/7

春???

層雲峡近辺の川沿いを散策していると「フキノトウ」を見つけました。昨年は上川町で3/7に確認していますが、少しずつ「春」に向かっているようです。が・・・。ここ層雲峡は別格!本日は、日中の気温がプラスとなり山麓ではポカポカ陽気となりましたが、冬はまだまだこれから。黒岳でも、これから積雪が増えていく時期。「暴風雪」→「プラス気温」→「ドカ雪」→「雨」→「-20℃超」などなどを繰り返しながら春へと向かっていきます。「フキノトウ」は顔をのぞかせましたが、まだまだ油断のできない層雲峡です。

写真:川沿いのフキノトウ 3/6

ビジター講座:銀河・流星の滝

本日、ビジター講座:銀河・流星の滝スノーシュー散策が行われました。当初の予定では「月見山」スノーシュー散策でしたが、下見の結果、状況が思わしくなく急遽代替となりました。(ご心配なく!滝は下見で確認済です。)今年の冬は気温の低い日が続きましたが、層雲峡の名所である「銀河・流星の滝」は見事に凍りついていました。石狩川を渡渉し対岸の滝を目指して登ること1時間で流星の滝の下に到着です。その氷の巨大さに圧倒され、ただ見上げるのみです。銀河の滝も青く凍りつき見事な氷瀑になっていました。冬にしか行けない場所、冬ならではの大自然の醍醐味をまじかに体感できる観察会でした。

写真:流星の滝の下で 3/4

イイズナ・・・

残念ながら息絶えてしまっています。原因は???この「イイズナ」、見たことがあるでしょうか?中々お目にかかれません。高山帯などで見かける「エゾオコジョ」とよく似ていますが、同じイタチの仲間です。簡単な見分けは、オコジョは体長約20cm弱で、尾は10cm程で先が黒いのに対し、イイズナは体長約15cm弱、尾は2cm程と極端に短く真っ白です。オコジョは北海道の高山帯に生息していますが、イイズナは北海道と青森、秋田、岩手県の森林などに分布しています。層雲峡近辺の森に生息していますが、時折、人里にも顔を見せることがあり、特に「ネズミ」などがいる場合、そこに棲み付いてしまうという習性もあります。両者共に「気性が荒く」「俊敏」です。元気な姿をお届けしたかったのですが・・・。

写真:イイズナ 3/4