最低気温更新

またまた今期の最低気温を更新しました。早朝センター前の温度計で「-28℃」をさしていました。外にいると、手・足・顔はもとより、頭が痛くなってきます。大雪の次ぎは「シバレル寒さ」・・・。体がおかしくなりそうです・・・。*参考までに温度計の正しい設置方法1、最寄の建物や樹木からその高さの3倍程度の距離を置いて設置する。・建物の日影になったり、照り返しを受け周辺の温度が影響を受けてしまうため2、人工の熱源から十分に離す・車からの排気熱やエアコン等からの排熱等の影響を受けてしまうため3、屋上の設置は避ける・建物からの輻射熱や照り返しの影響を受けるため4、自然な環境に設置する・アスファルト道路などは照り返しが強いため避ける・芝生による照り返しの緩和のため、道路等の人工熱源との間には低木植栽等の対策が必要5、寒冷地での設置は積雪に注意が必要・積雪にあわせ高さを調節する・・・ということで、直接日光が当たる場所などは避けるべきということと、「地上の高さから1.5m」くらいの高さに設置するのが最適とされています。

写真:センター前温度計(最低気温部分) 2/18

モモンガ巣穴乾燥中???

モモンガの撮影に行ったわけではないのですが、いつもの樹洞を通りかかったところ、写真のようなことになっていました。これは一体どうゆうことなのでしょうか?人為的なものなのか?間違って排泄をしてしまい、中の巣材を乾燥させていたのでしょうか?(そんなはずはないでしょう!)しかし、普段は見られない巣穴の巣材。貴重なものを見られました。中には、コケ類・木の皮・枯れ草などなどがありました。

写真:エゾモモンガの巣材 2/17

久しぶりに?

久しぶりに「エゾリス」が顔を見せてくれました。が・・・頭上から雪を落とされて・・・。やはり、分かりやすい動物です。しばらく観察していましたが、元々樹上での活動ですが、たまに地上にも降りてきます。しかし、雪が多い影響で中々思うように歩けません。歩くというより、飛び跳ねていました。一瞬雪の中に入り込み姿が見えなくなるほど・・・。今年のエゾリスの生活は大変そうです。

写真:エゾリス 2/17

2月の層雲峡

昨日は、一日の降雪量が30cm・・・。いつものことながら除雪から始まる一日です。風がとても強い地域になりますので、吹き溜まりも含めると除雪が終わってすぐ昼食ということもめずらしくありません。しかも、今年の特徴は「寒くて雪が多い」年です。現在もそうですが、特に1月は-20℃を超えた日数が13回(昨年は5回)、積雪深も昨年と比較すると40cm以上も多くなっています。春はまだまだ遠いです・・・。

写真:窓にできた霜結晶 2/16

木喰虫

枯れた「ハルニレ」の木に何やら「気持ちの悪い」模様がついています・・・。皆さん、この跡何かわかりますか?これは、件名の通り虫が木を食べた跡なのです。成虫・幼虫とも1mm前後から大きくて数mm程度で、短い円筒形の微小な昆虫です。(色は真っ黒です)森林に多くの種が存在しており、日本産で少なくとも300種以上、多様性はかなり高いようです。木の中や樹皮の下に細い巣穴を掘って生活していますが、ほとんどの種が多かれ少なかれ菌類と共生して木の栄養摂取を行っています。幼虫・成虫とも、すべての種類が植物食で、食物とする部位はほとんどのものが木材で、一部のものがドングリなど樹木の種子を食しているようです。通常は衰弱した樹木に多いですが、そういう種でも大発生すると健康な樹木を激しく食害することが知られており、森林害虫として重要視されています。

写真:木喰虫の食痕跡 2/12