タカネトウウチソウ

赤岳まで最初の樹林帯の沢筋に、ほんの少し道にかかっていた雪も後退し、今度こそ第二花園の大きな雪渓を渡るのみとなりました。登山道脇に咲いている花を列挙すると種類多く「花咲き乱れる」印象を与えてしまうかもしれませんが、一面の群落などインパクトの強い風景はあまりなく、全体の印象としては「沢山の花がパラパラと咲いている」と言う感じ。同じ花でも雪解け順に蕾・花・綿毛など種子になりかけのものと状態が様々です。
登山口周辺:ウメバチソウ(多)・ミヤマアカバナ・コバノイチヤクソウ・ミヤマアキノキリンソウ・ヤマハハコ・ウサギギクなど。樹林帯:ミヤマホツツジ・モミジカラマツ・マルバシモツケ・ミヤマセンキュウ・ミヤマリンドウ(少)など。
沢筋:ウコンウツギ・ウラジロナナカマド・ミヤマキンポウゲ・エゾクロクモソウ(蕾)など。
写真:沢筋の新緑、タカネトウウチソウの葉っぱに水滴。