とり事情

 昨日、デデポポが来ました。
「デ~デ~・ポッポ~」と抑揚をつけて鳴くはキジバトです。
 徐々に夏の鳥たちが戻ってきて、また野山は賑やかになっていきます。
 いつものように「固雪だかららくちん散歩」をしていると、喉を転がすようなキョロキョロキョロ~という鳴き声、黒い大きな影がシューッと横切りました。クマゲラだ!
 繁殖活動が始まりちょうどパートナーを探している頃です。甘えるようなクイ~ンという鳴き声は、何だか心がキュンと切なくなるよな感じ。クマゲラの雌ならきっと効果抜群に違いない。鳥たちの恋の戦略もなかなかどうして。
 写真はクマゲラが食事をしたあとの様子です。剥ぎ取った樹皮のパーツがさすがに大きい!こうやって中にいる昆虫を食べています。
 ところで昨日の北海道新聞に気になる記事が載っていました。旭川でスズメの謎の大量死が3件見つかったそうです。数十羽から100羽近くの単位で死んでいて、寄生虫以外にも各種感染症や化学物質中毒などの可能性も含めた幅広い死因解明を行うとのことです。ぜひ原因を突き止めて欲しいものです。
 ちなみに層雲峡温泉街ではほとんどスズメを見ることができません。スズメは人間とともに生活しています。それだけ層雲峡は人が少ないということ?!正しい理由はまたの機会に解明したいと思います。層雲峡にはスズメではなくニュウナイスズメが5~6月頃にやってきます。(スズメとニュウナイスズメは種が違います。後者はより森に近いスズメ)