節分すぎて

 今日は朝方のほうが暖かく、層雲峡では午前8時に0℃を記録。国道の雪もとけ出し、車の往来にザザーっと水しぶきが上がっていました。
 節分が過ぎたとたん暦どおりに暖かくなり、モワ~っと変な感じです。寒気と暖気を繰り返しながら春に向かっていくのでしょうか。気象予報で今月も暖冬傾向が続くと発表していましたが、いちばん寒い季節に寒くないというのはやはり心配です。
 ところで、一年のうちでなぜ1月の終わりから2月にかけて、いちばん寒くなるのでしょうか?昼間の時間がいちばん短くなる冬至の頃ではなくて。それは、大気が冷えたり暖まったりと、熱が伝わるには時間がかかるから。そのため冬至から1ヶ月ほど後の今頃の季節が一年でいちばん寒くなるのです。そして、一年でいちばん気温が高くなるのも、同じ理由で夏至から一ヶ月ほど後になります。
 私事ながら「夏至といっても夏じゃないじゃないか」とか「冬至過ぎてもまだ寒い」と、若干不満にさえ感じていたこの疑問、解けたときは随分スッキリしました。

 参考図書/楽しい気象観察図鑑(草思社)

 写真:森の蒼(大学平)