お鉢平へ

 世の中にはどういうわけか、雨や雷にめぐり合わせが多いという人がいるけれど、Kさんもそんな一人。山に行くとなぜか雨が降るんだそうです。今日は石室の荷揚げに行くとのことで、「晴れないかもね~」と冗談半分。外は霧、山も全然見えないし、やっぱり?密かにKさんの背中を見つめるワタシ。でも上は青空で、お鉢周りにはまずまずでした。
 さて、黒岳周辺ではまだほんのいくつかですが、イワウメが咲き始めました。雲ノ平は入り口付近で少し開花しています。ただ、何となく蕾が少ないように感じるのは、まだ蕾が小さく未熟だから?それとも花芽自体が少ないのか?もう少し様子をみたいところです。お鉢周りのイワウメは固い蕾が多く、まだ咲いていませんでした。ミネズオウやコメバツガザクラなども全般に黒岳周辺よりは遅めです。

 【雪渓状況】
 北鎮岳肩の雪渓は直登で約130メートル。今日は表面は比較的ザクザクしていましたが、硬く氷状になっている所もあります。特に下りで通るときは斜度、距離ともにあるので要注意。この時期はまだ雪渓が盛り上がるように付いています。
 赤石川渡渉地点は、雪渓が窪んで丸く穴が開いていました。覗くと川の流れが見えます。今は下流の雪渓の上を歩きます。北海沢渡渉地点はまだ雪渓の下。周辺はまだ雪渓が多いので視界不良時は注意。
 
 写真:北鎮岳分岐下の雪渓(6/17)