中にはクルミの殻が

最近になってから、北海道の札幌近郊では「ヒグマ」の出没が相次いでいます。勿論、ここ大雪・層雲峡でも普通に生息していますが、連日の札幌近郊での出没に我々も驚いています。個体数が増加しているのか、若しくは餌となる木の実などの不足が原因で山から下りてくるのか・・・?今年の層雲峡近辺の山麓でも、確かにドングリなどの木の実の生りが大変に悪いです。写真はヒグマの「糞」ですが、中には「クルミ」の殻がたくさん混じっていました。そして、その周りには採食したクルミの殻が散乱していました。(食べている時の音を想像してしまいました)糞は時間とともに変色していきますが、黒ずんだものは数時間から数日経過、排泄して間もないものは、食した物の色が「あせない」ままになっているため、周辺にいる可能性もあります。糞の状態だけをみても色々とわかることもあります。いずれにしても、遭わないことが一番なのですが・・・。当然、ヒグマも「クルミ」は食べますが、ここまで「食い散らかした」殻を見るのは初めてでした。この周辺は「エゾリス」のクルミの餌場でもあったのですが・・・。

写真:ヒグマの糞 11/9